ポートアイランドで電王に会ってきた

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神戸にある人工島の一つ、ポートアイランド。 フェリー乗り場や神戸空港があるので神戸の玄関口としての機能を持ちながら、こども病院や中央市民病院などが存在し、医療都市としての神戸を象徴している場所の一つでもある。

ハシビロコウ有するどうぶつ王国があるため、土日は家族連れを見かけることが多く、IKEAや東京インテリアなどの大型インテリアショップがあるのも特徴的。 そんなポートアイランド、というよりIKEAに用事があったので行ってきた。

車をIKEAの駐車場に停め、エントランスに降りて目に入ったのは、ディスプレイされたIKEAの製品たちではなく、A4の用紙を手にした人による長蛇の列。一瞬、「今日は入場制限がかかるほど混んでいるのか?!」と思ったのものの、そうではなさそう。他に列ができる理由といえば、子どもを預けて遊ばせることができる『スモーランド』の順番待ちぐらいしか想像できない。確かに列の先頭はスモーランドの入り口の方から伸びているような気もする。 そうだとすると少しまずい。出掛けに子どもとした、「スモーランドで遊ぶ」という約束を思い出しながら隣にいる子どもに目をやると、列に並んでいる人たちと同じA4の用紙を持っている。どうやら落ちていたものを拾ったらしい。

その日はIKEAの近くにあるポートライナーの車両基地でイベントが行われており、用紙はそこで配られていたもの。拾った用紙にはイベント案内の他に3つスタンプが押されており、それとは別に”済”のスタンプが押されている。要はスタンプラリーになっており、スタンプを押せる箇所は、ポートライナー車両基地・青少年科学館・IKEAの3箇所。3つ集めると、最後にスタンプを押した場所で文房具がもらえるらしく、エントランスの長蛇の列はそのスタンプを押してもらうための順番待ちのようだった。 スモーランドの順番待ちではないことに安堵しつつ、受付の方に向かおうとすると、息子はそれを全力で拒否。楽しみにしていた出掛けのテンションとの違いに戸惑いつつ理由を聞いてみると、ポートライナーフェスティバル用紙の一点を指差す。 そこにあったのは

”電王”

の2文字。

電王というと、あの電王だろうか?そういう名前の車両があるだけの可能性もあるし、あの電王とは全く関係ないかもしれない。と思ったものの、”ショー”と書いているので、十中八九”仮面ライダー電王”のことだろう。

フェスティバルに興味もあったので、当初の予定を変更してポートライナーの車両基地に向かうことにした。

車両基地は道路を挟んでIKEAの東側、歩いて5分ぐらいの場所にあった。普段公開されていない(と思う)車両基地の内部そのものに興奮しながら、色々と見て回る。見て回るといっても、そこまで規模の大きなフェスティバルではなかったので時間はかからなかったのだが、作業服を着ての写真撮影、運転台体験、洗車体験(自分で洗車するのではなく、電車に乗ったまま洗車機を通過するもの。ガソリンスタンドによくある自動洗車機のようなイメージ)など、中々面白そうな体験型の企画があった。 そしてなぜかあるガチャガチャコーナー。しかも中身はドラゴンボールや携帯ゲーム機など、電車関係ないものばかり。ドラゴンボールのガチャガチャをねだる息子。排出されたのは18号のキーホルダー。あからさまに興味をなくす子ども。17号のキーホルダーは大切にカバンにつけているというのに。

電王ショーはよくあるヒーローショーの形式ではなく、司会のお姉さんと電王によるクイズタイムの形式で、電王はかなりコミカルなキャラクターになっていた。 しかも、やたらとサービス精神が旺盛で、握手会や撮影会が設定されているわけでもないのに、ショーの後しばらくは集まってくる子どもたちの相手をしていた。中の人はきっと優しい人なんだろうな。

結局3時間ほど滞在した後、車両基地を後にした。手作り感のある小規模なフェスティバルだったけれど、すごく楽しかった。もちろん、途中で青少年科学館によってスタンプラリーのスタンプを貰うことも忘れない。 スタンプラリーの最終目的地のIKEAでは相変わらず長蛇の列を作っていたけれど、せっかくなので並ぶことにした。ゲットしたのはクリアファイル。クリアファイルは意外と使えるので嬉しい。