mont-bellリペアシートでArc'teryxのマウンテンパーカーを補修
4年ほど愛用しているArc'teryxのマウンテンパーカー。タウンユースのみなのだけれど、フード部分の接着が剥がれてきてしまった。ジッパーを上まで閉めると見えなくなる位置になるで放置しても問題ないが、放置することで他の部分も剥がれていってしまう可能性がある。かといって、捨てるのはもったいない。 そこで、mont-bellのリペアーシートを使って、剥がれている部分を接着することにした。
mont-bellリペアシート
購入したのは、『GORE-TEX パーマネントリペアシート』。透湿防水素材のGORE-TEXが使われており、アイロンを使用して裏地に熱圧着するタイプ。アイロンなどが必要で手間もかかるため、フィールドでの応急処置などには向いていない。シールタイプのリペアシートも発売されているので、応急処置が目的ならそちらを用意した方がいい。
用意するもの
今回のリペアで用意したものは、マウンテンパーカーとリペアシート以外に * アイロン * 当て布 の2つ。 アイロンは温度調整機能がついているもの。圧着するのに20秒ほどアイロンを当て続けるため、服にダメージを与えないためにも当て布は必須。
補修の工程
リペアシートの切り出し
まず、修理する箇所より一回り程大きめにリペアシートを切り出す。この時、角を丸くしておくと圧着した後も剥がれにくくなる。
マウンテンパーカーのシワを伸ばす
この工程は別になくても問題ないけれど、シワを伸ばした方がリペアシートをきれいに貼ることができる。なので、マウンテンパーカーに当て布をしてアイロンをかけ、シワを伸ばしておく。
リペアシートの上に当て布をおいて圧着する
切り出したリペアシートを補修したい箇所にあてる。今回は生地が剥がれただけだったのでリペアシートのみの補修にしたが、生地が破れている場合は、先に縫い合わせてからリペアシートで補修するとより頑丈になる。リペアシートの場所がズレてないか確認したら、その上に当て布を置き、中温に設定したアイロンで上から押しこむように圧着させていく。圧着に必要な時間は20秒くらい。圧着されていない場合はその場所を中心に同じ工程を繰り返せばいいが、生地が傷んでしまう可能性があるので長時間アイロンをあてるのは避けた方がいい。
きちんと圧着されているか確認
熱圧着の工程が終わったら、ある程度冷ました後に圧着できてない箇所がないか確認する。剥がれてないようであればこれで完了。今回の作業ではサイズをきちんと図るのを横着したせいで、リペアシートを大きく取りすぎてしまった。
補修後
作業自体に難しいことはなく、簡単に補修することができた。補修後、4、5回着用してみたが、今のところ不具合もない。唯一気になる点として、補修箇所が目立ってしまうことだろうか。ジッパーを上まで上げると補修箇所は隠れるが、開けた状態だと補修したのが丸わかりになってしまう。 とはいえ、マウンテンパーカーはそんなに安いものでもないし、リペアシートは安価で手に入れることができるのでやってみる価値はあると思う。