へんしんバイクのメリットと気をつけないといけない点

子どもを持つ親にとって、自転車デビューをどうするかは悩みのタネの一つだと思う。 乗れるようになるまで個人差があるとは思うが、周りで自転車に乗れる子がちらほらでてきてくると、自転車の練習に付き合うことをせがまれる親も多いんじゃないだろうか?家も例に漏れずそうだった。ただ、親からすると練習に付き合わなう体力的なしんどさはもちろん、運転で気をつけないといけないことや交通ルールも教える必要があり中々に大変な作業だ。 最近はストライダーのようなペダルのない自転車で小さい頃から慣れておいて、補助輪を使わずペダルありの自転車にステップアップしていくのが人気らしく、動画を見てみると確かに補助輪を使うよりかは効果が高そうだったので、似たような商品を買ってあげることにした。 選んだのはへんしんバイクという商品。へんしんバイクは後からペダルを追加することができるから、ステップアップにわざわざもう一台買う必要がなく経済的に良さそうだったから。

へんしんバイクのメリット

交通ルールを教えやすい

へんしんバイクを使って最初に感じたのは、交通ルールを教えるのが楽だということ。いや、教えること自体は大変なんだけれど、最初は足漕ぎで進むため、楽に子どもスピードについていくことができるので体力的に楽。足漕ぎでゆっくりな状態なら、大声を出したり、走って追いかけたりする必要もなく、交通ルールも横を歩きながら教えていくことができた。 これがペダル漕ぎの状態だと、例え補助輪付きの自転車であっても長時間追いか続けるのは体力的にきついんじゃないだろうか。

2台用意しなくていいので経済的に助かる

そろそろ足漕ぎを卒業して、ペダル漕ぎにステップアップかな?となった時、付属のペダルをつけるだけで済むので新しい自転車を買う必要もなく経済的に優しい。 ただ、付属品の取り付けは素人には難しいので、お店に持っていってやってもらう必要がある。家の場合、最初の一回は無料だったが再度外したりつけたりする場合は工賃がかかるらしい。ちなみに取付時の工数は30分程度だった。混み具合にもよるが、大きく時間がかかることはあまり無いと思う。 取扱店舗については公式サイトを参照してほしい。近所に取扱店舗がない場合は、近くにある自転車屋などに直接連絡して、取り付けが可能かどうかや、工賃などを聞いてみたら良いと思う。

ペダル漕ぎへのステップアップが楽

いざペダルを付けてステップアップ、という状況になっても自転車本体が今まで慣れ親しんできたものなので、スムーズにステップアップすることができる。子どもも最初こそ戸惑ったものの、30分ぐらいで乗れるようになっていた。まだまだ交通ルールに危なかっしい部分はあるし、スムーズなブレーキ操作はできていないけれど、小学校2年生まで補助輪付きの自転車に乗っていた僕に比べると大分早い。

へんしんバイクで気をつけないといけない点

へんしんバイクのおかげで子どもが自転車に乗れるようになったが、使ってみて失敗したなと思った点が一つだけある。それは、購入時期とペダルをつける時期、そして購入するサイズに注意しなかったこと。 僕は子どもが3歳になった少し後にへんしんバイクを購入した。当時は通常のへんしんバイクと、少し小さいへんしんバイクSがあったのだが、購入したのは通常サイズの方。当時はまだしっかりと足が着く状態ではなかったけれど、できるだけ長い期間乗ることを考えると、通常サイズの方がいいだろうという判断だった。その後、サドルの位置を調整しながら足漕ぎで乗り続け、今回6歳になる前にペダルを取り付けにいったのだが、どうやらサドルのサイズを上げすぎた状態で乗っていたらしい。そのまま乗っていると部品が曲がる可能性があったらしい。 ペダルをつけてもらったついでに、規定の範囲内で一番高いサドル位置にしてもらったのだが、その状態で座るとややひざが曲がる状態だった。 店員さんの話だと、今が丁度いいサイズ感ではあるけれど、もう少し大きくなったら買い換えた方がいいかもしれないとのこと。後一年乗れるかどうかなので、足漕ぎで問題なく乗れていたのであれば、もう少し早い段階でペダルを付けておいた方が良かったかもしれない。なるべく長く乗ろうとケチ臭いことを考えたために、ペダルを取りつけるまで時間をあけすぎたようだった。 なので、購入を考えている人は、どれぐらいの期間でペダル漕ぎにステップアップさせるかをまず考えて、その時期から逆算して適正なサイズを選んだ方がいいと思う。そして、今はサイズの選択肢も増えているようだが、長い期間乗り続けるというより、あくまで練習用と割り切って買った方がいい。