wifi中継機の導入でWIMAX環境が劇的に改善した

僕は家のネット環境にWIMAXを使っている。 先日、WIMAXをそのまま更新して使用し、その際に新しい機種を提供してもらったことについて書いた。

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新しい機種になるまでの2年間はNECのwx03を使っていたのだが、使い始めて半年ぐらいでバッテリーが膨張し始め、2年経つ頃にはカバーが閉まらないぐらい膨らんでしまった。なので、今回はNECのものを避けてHuawaiのw06を選択。丁度Huawaiに関してネガティブなニュースが多く報道された時期だったが気にしないことにした。

それから2ヶ月程度使用していたのだけれど、ハッキリ言って電波が弱い。家の中で一番電波の入りが良かった場所、それまではwx03を置いていた場所にw06も置いたのだけど、僕の部屋まで電波が届かなかった。全く届かないわけではないが、スマホを使っているとwifiがつながったり切れたりとかなり不安定な状態。同じ環境にも関わらずwx03の電波が届いていたのは、アンテナ強化のために別売りのクレードルを使っていたことが大きいが、w06にはwx03のようなクレードルは用意されていない。性能自体は新しい機種でw06の方が良いはずだと信じて使い続けたものの、やはり電波状況の不安定さは、ローディング画像がくるくる回っているのを見るたびに発狂してスマホを投げ出しそうになるレベルで我慢できなかった。 そんなWIMAXの電波を改善する方法はないかと色々調べていく中で見つけたのが、wifi中継機を使用して電波を広範囲に飛ばせるようにする、というもの。中継機として選んだのはBuffaloのWEX-1166DHPS。Google Wifiも気になったが、中継機として試してみるには少し高すぎる。

w06と接続

早速w06とWEX-1166DHPSを接続する。 といっても手順は簡単で、中継機をコンセントに差してボタンを長押しした後にw06のWPSを起動させるだけ。無事につながったのを確認したら、スマホアプリのStationRadarをインストールして、ファームウェアを最新バージョンにアップデートする。ここまでに要した時間は10分程度。そしてセットアップはこれで完了。

通信環境の変化

セットアップの簡単さも大事だが、一番大切なのは通信環境が改善されたかどうか。結論から言うと、通信環境は思っていた以上に改善された。 w06単体で使っていた時の不満点として、距離による電波の強弱はもとより、近くで使っていても接続が切れたりといった電波の不安定さもあった。中継機を導入しても距離による電波の強弱はあったが、導入前のように家の中で電波が全く入らない場所はない。w06単体だと全く電波が届いていなかった場所でも、アンテナ一本分電波が弱くなるぐらいで、通常使う分には問題はないレベル。そして、もう一つの懸念事項だった電波の不安定さに関しては劇的に改善され、今のところは安定して接続できている。 この結果はきちんと速度を測ったりしたものではないので、あくまでも個人レベルの感想にしか過ぎないけれど、家のどこにいてもNetflixやPrime Videoなどはストレスなく見ることができるぐらいには改善している。 今回の導入は成功だったが、各種サイトではネガティブなレビューもある。効果は環境や使用状況によって変わるので、導入したら絶対にwifi環境が改善するとは言えない。ただ、少なくとも僕の環境では効果があったのでWIMAXの電波の悪さに悩んでいる人は、候補の一つとして考えてもいいと思う。安い中継機なら3000円ぐらいで買うことができるし。

そもそもWIMAXのルーターをホームルーターに変更してしまうのも一つの手だと思う。端末を持ち歩けなくなるので利便性は下がるけれど、速度等に関しては家庭用ルーターの方がやはり優れているらしい。 僕は実際にホームルーターを使ったことがないので、その効果がどれぐらいなのか分からないが、w06のような小さい端末をそのままの状態で家用として快適に使うのはやはり厳しいと感じた。