ミニスーファミの購入抽選に当選したけど買うのをやめた

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10/5に任天堂からミニスーパーファミコンが発売された。
8,000円程の手のひらサイズの筐体の中に往年の名作20タイトルと未発表の1タイトル、計21タイトルが収録されている。
発表された当時は僕もテンションが上がってしまい、ほぼ毎日新情報がないかをチェックし、9月中旬に予約が開始してすぐに予約可能なお店を探した。
いくつかのオンラインサイトは大体予約が速攻終了しており、近所のお店を探し回っても中々見つからない。

やっとのことでJoshinが抽選販売しているのを見つけて申し込んだ。本来は確実に手に入れることができる「予約」という形がよかったのだけれど、今となっては抽選販売の形式で良かったと思う。
というのも、タイトル通り購入するのを止めたからだ。しかも発売日になって。

Joshinの抽選結果発表は発売日の1日前にWeb上で行われた。その日まで結果がでるのを楽しみにしていたし、抽選番号を入力して「当選」の文字が出たときは思わずガッツポーズをした。
正直、絶対に抽選に外れると思っていたので、当選は予期していないことだった。
そして、予期していなかったことが起こったことで、急に冷静になる。

果たして自分は本当にミニスーパーファミコンが欲しいのか?という考えが頭の中に浮かぶ。

僕はスーファミ世代なので、スーファミには愛着がある。しかし、収録されているソフトのラインナップを改めて見たときに遊びたいと思えるソフトの数は6本程度。半分にも満たない。
価格の問題もある。収録されてあるソフトの数を考えると、7,980円(税抜)という新品ソフト1本分ぐらいの価格は決して高くない。ただ、高いか安いかは相対的なものである。小遣い制の中年男性、少なくとも僕にとって8,000円程の価格は安くない。

それにミニスーファミはソフトを追加することができない。遊べるのは収録されている21タイトルのみ。

遊びたいソフトが少ないことと、価格、そして拡張性のなさ。
もともとファンに対するコレクターアイテムとしての意味合いが強いと思うので拡張性を求めるのはお門違いだが、考えれば考えるほど2、3か月後に置物と化している姿を想像できてしまう。
以前発売されたミニファミコンを友人が買ったのだけれど、すぐに飽きて置物化したという話を聞いた影響もある。
正直、抽選を申し込んだ時はミニスーファミを称賛するネット上の意見に流されていた部分もあるし、予約ができなかったことで手に入れることに意地になっていた部分もある。

こうやって色々と悩んだ末、ミニスーファミは魅力的な製品だけどすぐに買わずに様子を見ようという結論に行き着いた。
幸い、ミニスーファミは2018年も生産されるようなので購入することができるチャンスはまたあるだろう。

でも、ドラクエIIIに聖剣伝説3、天地創造やクロノトリガーが入っていたら買ってた。
悩むことなく買ってた。天地創造だけでも買ってた。
これらのソフトが入ってなくても、海外版には入っているマザー2が日本版ミニスーファミにも入っていたら買ってた。
こう考えると、結局は収録ソフトのラインナップな気もする。いや、ほんとしつこけれど、天地創造が入っていればなぁ。

なお、現在は転売屋によって価格が定価よりも高い商品がAmazonなどでも販売されているが、任天堂は2018年以降も出荷予定を公表しているので、購入を検討している人は少し待って定価で購入することをおすすめする。