Berwickのチャッカブーツはコスパ最高だと思う

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オンでもオフでも使える革靴が欲しくなり、Berwickのチャッカブーツを購入しました。 Berwickは、インドネシアのブランド、ジャランスリワヤと並びそのコスパの良さが評判のシューメーカーです。ずっと気になっているブランドだったのですが取り扱っている実店舗が少なく、中々購入へと至ることができませんでした。オンラインではすぐに購入することはできますが、やはり革靴は一度足を通して合っているかどうか確認してから手に入れたいものです。表記サイズは同じでも、実際に足を入れてみるとブランドによってサイズ感が違うことも多々ありますし。今回はそんなBerwickのチャッカブーツについて書いていきます。

Berwickについて

先程も少し触れましたが、Berwickはスペインのシューメーカーで、1990年代からグッドイヤーウェルテッド製法を用いた靴作りをメインとしているようです。通常ラインのBerwick 1707とワンクラス上のBerwick 1707 Premium Gradeがあるようですが、そこまで大きな価格差はなさそうです。もちろん使用している素材にもよりますが。通常ラインBerwick 1707であれば2~3万円代で購入することができるので、革靴としては比較的リーズナブルな部類に入ると思います。

ジャランスリウァヤとの比較

コスパのよい革靴としてBerwickと共によく名前が上がるのがジャランスリウァヤです。インドネシアのシューメーカーですが、経営者の息子がイギリスのノーザンプトンでの修行とフランスでの皮革の生産を経てハンドソーンウェルテッド製法を取得。ハンドソーンウェルテッドは手作業によってウェルトを縫い付ける製法ですが、機械によるグッドイヤーウェルテッド製法より時間と技術が要求されます。 ジャランスリウァヤはそのハンドソーンウェルテッドでの靴作りを主力にしているにも関わらず、価格設定は3万円代とかなりリーズナブルです。 今回の購入予算的にもちょうど良かったBerwickとジャランスリウァヤ。正直なところ、どちらのチャッカブーツを購入するかはかなり悩みました。革の質、シルエット共に気に入ったのはジャランスリウァヤの方です。しかし、残念ながらジャランスリウァヤのチャッカブーツと僕の足の形が合いませんでした。サイズがきつい、ゆるいとかではなく、踵の収まりが悪いのです。僕は普段UK6サイズの靴を履くのですが、そのサイズだとややゆるく、UK5.5だと中々足が入らない上、入っても踵の部分がかなり圧迫されて痛みを感じます。店員さんの、踵は革が厚めなためサイズ感も大きく変化せず合わないのであれば止めた方がいいとのアドバイスもあり、選んだのがBerwickのチャッカブーツです。 ジャランスリウァヤの靴は別のデザインで足に合うものを探して再挑戦したいと思います。

Berwickのチャッカーブーツレビュー

Berwick box Berwick open Berwick Shoes Berwick sole

サイズ感

Berwickの革靴は表記されているUK表記よりも大きめです。もちろん足の形は人によって様々ですし、基準とするブーツのブランドのサイズ感にもよりますが、ハーフサイズ下げることも考えていたほうがいいでしょう。 僕が試着したのはUK6とUK5.5です。できればUK5も試してから購入したかったのですが、購入したお店では取り扱いがなかったため断念しました。対応してくれた店員さんの話では、Berwickの場合は通所よりも2サイズダウン、つまりUK5でもいけそうかもしれないとのことでした。オンラインサイトならUK5の在庫もあったのですが、試着したジャランスリウァヤのチャッカブーツのようにハーフサイズ違うだけでサイズ感が大きく変わることもありますし、靴下やインソールでサイズ感をいい感じに調整できそうだったのでUK5.5に決めました。サイズ感は厚手の靴下を履いて丁度いいぐらいでしょうか、普通の厚さの靴下だとやや遊びのあるサイズ感です。

Berwick Regal Berwick Regal

持っているRegalの革靴との簡単な比較です。 Regalのサイズは24.0、BerwickはUK5.5ですが、並べてみるとBerwickの方が気持ち大きいと思います。正確なものではないので、あくまでも参考程度にしてください。

革質

Berwick Side

これはモデルによってマチマチですが、僕が購入したチャッカブーツの革質は悪くはないと思います。革の良し悪しを断言できるだけの知識をもち合わせていないというのが正直なところですが、少し上の価格帯の他ブランドの製品と比べてもそんなに違いは無いように感じました。

コスパ

コスパの良し悪しですが、この価格帯(2~3万円)では十分な質だと思います。ただ、ジャランスリウァヤのように他にもコスパの高いブランドはあるので、Berwickだけ突出してコスパが高いとは感じませんでした。今後も同価格帯の靴を買う際は候補の一つに上がるかとは思いますが、絶対にこのブランドの靴がいいとはならない印象です。これはコスパ云々というより、ブランド力が弱いのではないかと思います。例えばジャランスリウァヤだと、「ノーザンプトンで修行」や「ハンドソーンウェルテッド製法」など、ブランドの付加価値を上げるストーリーや強みが明確ですが、Berwickにはその辺が見えてきません。日本語でも英語でもブランドに関する情報が少ないのもその原因の一つかもしれません。 靴自体は良いものなので、もっと有名になってもらいたいです。

まだ数回しか履いていませんが、足が痛くなることもなく快適に履けています。リーズナブルな価格なので、ダイナイトソールで雨用の靴を探している人にも丁度よいかもしれません。ただ、サイズ感は大きめなので、できれば実店舗で試着してから購入することをおすすめします。