THE ドラえもん展 OSAKA2019に行ってきた

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2019年にテレビアニメ40周年を迎えたドラえもん。 僕も小さい頃からずっと見ていたし、今でも好きなキャラクターの一人。アニメシリーズは今でも子どもと一緒に見ており、劇場版アニメも最近また足を運ぶようになった。 僕の人生で今までドラえもんを嫌いだという人物には会ったことがない。間違いなく日本を代表するキャラクターの一人。 そんなドラえもんを様々なアーティストが独自の解釈で表現をした展覧会が大阪で開催されていたので行ってきた。

行ってきたのは天保山にあるミュージアム。 当日は午前中に海遊館に行き、午後からドラえもん展を見に行くスケジュールで行動。海遊館については別記事で書いてみた。

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昼食を食べた後、2時過ぎぐらいにドラえもん展に向かう。海遊館がすごい人だったので、もしかしたらドラえもん展も人が多いかも?と心配していたが、その心配は杞憂に終わる。それなりに人は入っていたものの、一つ一つ落ち着いて鑑賞できる程度の余裕はあった。5時閉館なのに、2時半に入場したことも関係あるかもしれない。 ドラえもん展という名前ではあるものの、ドラえもんそのものというよりは彼をモチーフにした作品の展覧会なので、もしかしたら子どもにとっては面白くないのかも?と思ったが、子どもは普段とは違うドラえもんに興奮しっぱなしだった。

僕以外にも子ども連れのお客さんも結構いたが、お客さん全体の年齢層は結構バラバラだった。改めて老若男女様々な世代に愛されるドラえもんの凄さを感じた。

いくつかある展示の中で一番印象に残ったのは、佐藤雅晴氏の『かくれんぼ』。 これは動画の作品で、日常の実写映像の中にカートゥーン風のドラえもんの映像が入れ込まれている。現実の世界をゆっくりと歩くドラえもん、見せるのはその後姿だけでこちら(カメラ)の方は向かない。ピョコピョコトと歩くその姿は可愛らしいが、徐々に不安になってくる。出てくる実写の映像もどことなくドラえもんの世界を連想させるような雰囲気をまとっていることや、音声にもドラえもんに係る言葉もあいまり、段々と現実と虚構の境界が曖昧になってくる。 僕たちはドラえもんが実在していないこと知っている。知っているはずなのに、あれドラえもんってほんとにいたよな?いなかったっけ?あれ、じゃああの映像のドラえもんは?という錯覚に陥る。そんな感覚。

他にも、一見何のオブジェクトかわからないけれど、そこに光が通るとドラえもんにでてくるキャラクターのシルエットが浮かびあがる、後藤映則氏の『超時空間』。暗闇の中ライトをつけた鉄道模型が走り、映し出す日用品の影を上手く使ってドラえもんの世界を表現したクワクボリョウタ氏の『LOST #9』など、ずっと見ていられる作品がたくさんあった。

ちなみに子どもが展示作品の中で一番面白いと思ったのは、しりあがり寿氏の『万事解決!劣化防止スプレーの巻』らしい。もっと子ども受けしそうな作品があったと思うのだけれど、中々にシュールなチョイス。 でも展示作品だけでなく全体で一番楽しかったのは、『あなたのドラえもんをつくってください。~映画編~』のブースの入り口に投影されていた歴代ドラえもん映画の映像たちのようだった。やっぱりオリジナルは強いな。

ミュージアムストアではここでしか手に入れられないようなグッズが沢山あり、普段購入しないようなグッズも結構買ってしまった。公式図録はマストバイ。

THE ドラえもん展 OSAKA2019は2019年9月23日まで天保山で開催しているので、ぜひ行ってみて欲しい。僕も子どもを連れてもう一回ぐらい行くかもしれない。