ドラえもんの映画を見て男泣き

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ほぼ全ての日本人が知っているアニメキャラクター、ドラえもん。自分も好きです。
テレビアニメの方はもう見ていないのですが、先日Amazonビデオで久々にドラえもんの映画「のび太の日本誕生」を見ました。

最後にドラえもんの映画を映画館で観たのはもう10年以上も前、まだ大山のぶ代さんがドラえもんの声をやっていた時です。そこからドラ離れが加速していき、つい最近までドラえもんは子どもが見るものだという意識に支配されていました。

今回観た「のび太の日本誕生」ですが、これは1989年に公開された映画のリメイク版です。
おおまかなあらすじは

はるか大昔の日本。原始人の少年・ククルは川へ漁に出掛けて魚を獲ってきたが、帰還した時には既に村は何者かに襲撃され焼け野原と化していた。絶望に陥る中、そこへ突如ブラックホールのような裂け目が現れ中へと吸い込まれてしまう。
現代の日本。家でも学校でも叱られてばかりののび太は家出を決意し、ママの反対を押し切って家を飛び出すが、どこもかしこも私有地か国有地でどこにも自分の思い通りになる土地が見当たらない。最初は「無駄なことだからやめておけ」とのび太をバカにしたドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫の4人も各々の理由[注 4]で家出するも行くところがなく途方に暮れていた。それならばいっそのことまだ人間が誰も住んでいない旧石器時代の日本へ行こうと思い立ち、史上最大の家出へと出発した。
誰にも邪魔されないユートピアが完成したが、親が心配になり一時帰宅することに。数日後、ドラえもんたちはひょんなことから現代に飛ばされたククルと出会う。ククルの一族であるヒカリ族は、凶暴なクラヤミ族と精霊王ギガゾンビの襲撃を受けたという。ドラえもんたちは捕われたヒカリ族を救出するため、中国大陸へ向かうことにする。
ドラえもん 新・のび太の日本誕生(wikipedia)
となっています。

旧版と新版ではいくつか違う部分あるみたいなのですが、正直あまり細かい部分までは覚えてません。ただ、のび太が作った3匹の空想動物との触れ合い、そして別れの悲しさは共通していたと思います。
ほんの暇つぶしのつもりで視聴したのに、ストーリーの見せ場のメリハリが結構しっかりしているので、いつの間にか見入ってしまいました。特に空想動物たちの行方が分からなくなった時ののび太の姿、空想動物たちと別れるシーンでののび太の強さは涙なしに見ることはできません。それ以外にも、エンディングでは成長したククルの姿が見れたり、映画定番のいいジャイアンが見れたりと様々な見どころがこの作品にはあります。
というか、ジャイアンは基本的にはいいやつだと思いますよ。いじめっ子というよりはガキ大将といった感じで、悪いことしているけれど、悪質ではないというイメージでしょうか。スネ夫はちょっと微妙なとこですが。

ただ、複数の動物の遺伝子を組み合わせて新生物をつくるとか倫理的にどうなんだろう、とか考えてしまうあたり、自分が嫌な年の取り方をしたみたいで、少し悲しくなります。
子供の時のように無邪気にドラえもんを見れることはないのかもしれませんが、大人になって見返すことで新しい感動をえらることも事実。

ドラえもんは忘れていた何かを思い出させてくれます。