オンライン英会話の授業内容に困ったら

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以前の記事でオンライン英会話を紹介したが、さすがに長期間続けていると、用意されているテキストも全て終わり、マンネリ化してしまう。場合によっては、そのまま惰性で授業を続けることになる。
なので、1年ほど前から自分が授業に取り入れている内容を紹介したい。

それは、即興で1~3分程度のスピーチをするというもの。
主な流れはこう

  1. まず、スピーチするテーマを先生にその場で決めてもらう
  2. 1分ほど時間をもらい、その間に話す内容を考えたり、使いそうな英単語を調べる
  3. スピーチをする。スピーチの最中に間違いを指摘しないように伝えておく
  4. スピーチが終わったら、間違った部分や適切な英単語、正しい発音などのアドバイスを受ける
  5. 可能であれば、そのテーマについて軽くディスカッションを行う
「3.スピーチの最中に間違いを指摘しないように伝えておく」とあるように、スピーチの間、先生にはただ聞いてもらっていて、間違いがある場合は後から指摘してもらう方式をとる。話すことに集中するためだ。それに、話の途中で間違いを指摘されると、それ以降、間違うことが怖くなり無難なことしか言わなくなるのを防ぐためでもある。
ここでのポイントは「何を重点的にチェックしてもらうのか?」ということである。確かに、文法の間違い、発音の間違い、適切な単語全てを的確に指摘・修正してもらえるのであれば、それ以上言うことはない。
ただ、スピーチの内容を理解しながら、それら全てをチェックするのは厳しい。ましてや英語学習者のたどたどしい英語でのスピーチである。なので、自分が伸ばしたいのはどの部分か、ということをよく考え、その部分を重点的にチェックしてもらうように伝えた方が良い。
自分は、語彙力を伸ばしたいので、他に適切な英単語があれば教えてもらうように伝えている。あとは発音ぐらいか。

フリートークとの違いは?

フリートークの場合、話の内容といえば好きな映画は?とか好きな俳優は?とか最近どんなことを体験したなど、大体似たようなものになると思う。
しかし、この方法だとテーマが多岐にわたり、どんなテーマになるかも直前までわからないので、今まで使うことの無かった英単語を使う必要がでてくるので、語彙力のアップにつながる。

そして、やってみると分かると思うが、即興でスピーチを作るのは結構難しい。
テーマが自分の知っていること、例えば日本食や地元の観光地とかなら話しやすいのだが、貧困問題を解決する方法や、恐竜が絶滅した理由について話せと言われても困る。その話題に対する引き出しがないからだ。

ただし、触れない方が良い話題もある

フリートークでもそうだが、宗教や国際政治問題、戦争など触れない方がいい話題もある。
スピーチでこのような問題に言及することはやめた方がいい。また、先生からのテーマがこのようなものであれば、それは繊細な問題だからということを伝えて、別のトピックをもらった方が良い。
この方法、結構負荷があるので、語に慣れてきた中級者以上にこの方法をおススメしたい。