倉敷でカスタムデニムを作ってきた

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連休中に少し遠出をして岡山県倉敷市まで行ってきた。
倉敷といえばデニムの聖地。
児島ジーンズストリートには多くのデニムショップが軒を連ねる。
数多くのデニムショップがこだわりのあるデニム製品を並べていて、デニムが好きな人にはたまらないらしい。らしい、というのは実は倉敷まで行ったのにジーンズストリートを訪ねていないから。
今回倉敷に来た主な目的は「カスタムジーンズ」を作る、というもの。
既製品にも魅力的な商品は多いのだけど、やはりせっかく倉敷まで来たのだし他にはないものを作りたい。

というわけで、やってきたのがBetty Smithは国内初のレディースジーンズのメーカー『Betty Smith』の体験工房。

Betty Smithの商品

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Betty Smithの体験工房はデニムストリートから少し外れた場所にある。
訪れた時は鯉のぼりが登っていた。デニム地にBetty Smithのキャラクターがペイントされている。

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ここには体験工房だけでなく縫製工場やファクトリーショップ、アウトレット、ジーンズミュージアムなどがあり、長時間楽しむことができる。ジーンズ以外にも、ティッシュケースやエコバッグなどデニムを使ったアイテムも安く手に入れることができる。どれも質が良く使いやすいデザインなので、お土産には丁度いいかもしれない。
併設されているアウトレットストアではたくさんの商品をお得に買うことができる。ただ、メンズ製品の場合はサイズが大きいもの(Lサイズぐらい)のバリエーションは結構あったが、それより下のサイズの商品については限られているように感じた。掘り出し物を探しに行く感覚で行った方がいいだろう。
アウトレットストアの横には子供が遊べるスペースがあるので、子供が買い物に飽きたときはそこで遊ばせて気分転換させることができる。もちろん誰か見ている大人が必要だが、複数人で行っている場合はその役割を交代することで大人は買い物を楽しめる、子供も遊びを楽しめるのでWin-Winの関係になる。お店も入れるとWin-Win-Winかも。

カスタムジーンズ体験

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メインの目的であるオリジナルジーンズの作成。
オリジナルジーンズといっても、今回体験したのは『カスタムジーンズ作り』である。
これは、何種類か用意されてあるデニムの中から1本を選び、それに自分好みの

  • ボタン
  • リベット×6
  • パッチ
を選んでいき、オリジナルのデニムを作るというもの。
今回は予約していったのだが、Webサイトによっては個人の場合は予約不要と書いてあったりする。少人数だと予約なしで体験できるのかもしれないが、確実に体験するためには予約しておいた方がいいだろう。

選べるデニムはストレートなシルエットとスリムなシルエットの大きく2種類。そこからさらに素材や色などが分かれている。スリムなシルエットの方はストレッチ性のある生地を使っているのが大きな特長。
ちなみにストレートなシルエットの分は7,500円ぐらい、スリムなシルエットの分は14,000円ぐらいと値段も違う。値段の違いには素材にの違いも影響しているが、ストレートなシルエットの分は、体験工房用に余った布などを利用して作られているので安くできているようだ。
そのため、サイズによっては欲しい生地のデニムが品切れになっている場合もある。
ちなみに上記のは情報はメンズのもの。レディースはもうちょっと種類があったような気がする。

今回僕が選んだのはストレートシルエットの分。
サイズはインチごとに細かく分かれているのではなく、S、M、L、XLで展開されている。大体5cm刻みらしい。普段29~30インチのデニムを履いている僕だと、Sだとややきついけど、Mだとかなり余るといったサイズ感だった。
ややきついといってもお腹回りに手のひらが収まるぐらいの余裕はあるので、普段履いているデニムがゆったり気味なのかもしれない。ちなみにMサイズだと腕一本入った。
履いていく内に多少馴染んでいくみたいなので、Sサイズを選択。裾直しをしてもらっている間に、ボタンとリベットを選んでいく。
いくつかある中からボタンとリベットを選んでいくのだけれど、色々な種類や組み合わせがありすぎて選びきれない。
あーでもない、こーでもない、このパターンはどうだ?と言いつつ約10分ぐらいかけて選んでいった。
それがこちら

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ボタンが反射してしまってちょっと見にくい。
ボタンはあまり目立たせたくなかったので、デニムと似たような色にした。
リベットはちょっと思い切って、普段なら絶対に選ばない白を選んでみる。ただ、全て同じものにしてしまうと面白くないので、コインポケットの部分のリベットは星形のものにして差をつけてみる。結構いい感じじゃないだろうか。

選び終えたら取り付ける作業へ。
といっても機械にボタンとボタン裏のパーツをセットしてプレスするだけなので、取り付ける作業は全く難しくない。少し力がいるかもしれないが。
問題は正しい位置に付けれるかどうか。すでに裾上げされてあるので、位置がズレてもやり直すことはできない。そのまま使うしかないのだ。目印もないので、感覚で位置を決めるしかない。きちんとプレスするためには思い切りの良さも必要になってくる。

慎重に、慎重~に位置を決め、プレスするためのペダルを踏みぬく!

これをボタン×1、リベット×6の計7回。
ボタンは上手くつけれたのだが、リベットは少し位置がズレてしまった。これはこれで愛着が湧くから良しとしよう。
自分でリベットをつける体験をした後、改めて既製品と比べてみるとその正確さに驚く。

最後にパッチを選んで完成。
パッチの取り付け作業は工房の人がやってくれるので、出来上がりを10分ほど待つだけ。
じっと待っているのも暇なので、併設されているアウトレットやファクトリーストアで時間をつぶすのがおススメ。
出来上がったものがこちら。

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正直、リベットはズレてしまっているし、せっかくつけたボタンもリベットもパッチも服の下に隠れてしまうのだけれど、愛着のある一品ができた。ここからさらに馴染ませて、自分のデニムに育て上げるのが楽しみ。

ちなみにBetty Smithでは別に『オーダーメイド』のジーンズも作ることができるらしい。Webサイトで見ただけなので詳細はわからないが、本当のオリジナルデニムが欲しい人にはいいかも。