今更ながらジャイアントキリングにハマる

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去年、adidasでトレーニングウェアを買った。

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この時に購入したのは半袖のシャツを2枚。
そして今回、パーカーとハーフパンツも追加で購入した。もちろん送料が無料になったタイミングで。
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ハーフパンツはヨガの時に着ることができるが、基本的に室内でしかトレーニングしないのでトレーニングウェアとしてパーカーを着ることなんてほとんどない。
にも関わらず、屋外でのトレーニングを想定してパーカーを購入したのはなぜか。
それは「ジャイアントキリング」を読んでしまったから。

ジャイアントキリング

ジャイアントキリング、有名なマンガなので今更詳しく説明する必要はないだろう。
ものすごく簡単に言えば、かつてJリーグのチーム「ETU」でトッププレーヤーだった主人公、達海 猛が監督となってETUを導いていく話。
どういった戦術を使って相手を出し抜いていくか、どのプレーヤーが戦術にマッチするかという部分という視点を中心に試合が描かれている。サッカー漫画によくあるプレーヤーが成長していく物語というより、チームが成長していく過程を描いた物語といった方がしっくりくるだろうか。

正直僕はサッカーのことをあまり詳しく知らない。
小学生の時に1年間だけサッカーチームに所属していたので基本的なルールは分かるものの、現在のJリーグのチーム数やJ1、J2のシステムがどうなっているのか分からないし、日本代表の選手ですら5、6人しか名前を知らない。

そもそもスポーツ漫画をあまり読まないのだが、ジャイアントキリングは海外の友だちに勧められたので共通の話題になればと軽い気持ちで読んでみた。まさかそこから6時間も漫喫にこもることになるとは思わなかったけれど。

戦術の重要性

この漫画の面白いところはやはりタイトル通り「ジャイアントキリング」、弱いチームが強いチームを打倒する部分にあるだろう。
監督である達海は様々な戦術を駆使してチームを勝利へと導いていく。もちろんプロスポーツの世界は戦術だけで勝ち進めるほど甘くはない。しかし、チームが勝ち進んでいくにつれて選手たちの意識も変わり、中には日本代表に選ばれるところまで成長する選手もでてくる。ちなみにこの選手は現役時代の達海を彷彿とさせるような選手であり、達海と共にストーリーの中心人物でもある。
こうやって選手のレベルも同時に上がっていくことで、かつて最下位争いをしていたチームはタイトルを射程圏内に捉えるところまでやってきた。
今まで読んだサッカー漫画では、どちらかというとプレイヤーばかり描かれていたイメージだ。上手いプレーヤーがたくさんいればチームは強くなるし、勝ち続けていく。しかし、一番偉いのは監督なのです。
ジャイアントキリングで描かれているように、自分のチームの選手の状態、プレースタイルや相手チームの特性を理解して適切に指示を出すことで弱いチームでも強いチームと対等に戦うことができる。逆にスタープレーヤーが多いチームは選手の我が強く、戦術の幅が狭まってしまう可能性がある。
このように、サッカーはプレーヤーの技術がゲームの全てを決めるわけではなく、「戦術」という要素が重要な知略ゲームだということ。以前、「4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する」という本を読んだ時も戦術の重要性を感じたが、ジャイアントキリングを読むことでより強く意識することができた。

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物語はまだまだ途中なので今後の展開が楽しみ。

既刊分を読み終わった後、なぜか無性にサッカーがやりたくなって後先考えずにトレーニングウェアを購入しのだが、そのままの勢いでトレーニングシューズも買いそうになった。直前でサッカーをやってくれる友達がいないという悲しい事実に気づいて思いとどまったけれど。