左利きの妙

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ずっと昔、海外の人は左利きを矯正しないという話を聞いたことがある。海外で右側通行の国が多いのは左利きだったナポレオンの影響らしいという噂を聞いたことがある。左利きが関係あるのかどうかは分からないが、右側通行の国が増えた理由にナポレオン戦争があることは確かなようだ。
一方、日本では、というか僕のイメージでは左利きは矯正されるものといったイメージがあった。小さいころに通っていた書道教室で、左利きの子が右で書くようにしつこく指示されているのを見ていたからかもしれない。
このことについて、疑問に感じていることがある。それは、

海外と日本、逆じゃないのか?

これだけだと何が言いたいのかよく分からない。この場合、海外は英語圏の国を想定している。そして、文字を書く時をイメージしてほしい。
英語は横書きで、左から右へと文字を書いていく。この場合、左利きだと書いた文字が手によって隠れてしまうだけでなく、インクが手につく可能性がある。そう考えると右手で書く方が手も汚れないし合理的な気もする。
一方、縦書きの日本語の場合は逆である。行は右から左へと進んでいくため、右手で書くことによって文字が隠れ、インクが手に着く可能性が高い。国語の授業で、気が付いたら手の側面が鉛筆の芯の粉で汚れていた経験をした人も多いと思う。

だから、海外の方が左手を矯正した方が合理的だし、日本は別に矯正しなくてもいいんじゃないだろうか。

昔は文字を書ける人の方が少なかったし、その時から文化であれば矯正云々と言語は関係ないかもしれない。多分関係ないだろう。そもそも、海外は利き手を矯正をせずに、日本は矯正するというのは僕の勝手なイメージである可能性も高い。
でもなんかモヤモヤする。

ちなみに僕は、お箸や包丁などの一部を除いて右利きです。