ベタな名古屋旅行を満喫してきた

先日、生まれて初めて名古屋に行ってきた。 きっかけは友人が名古屋に転勤になったこと。僕は転勤や出張なんて縁がない仕事なのでそれも含めて、「名古屋楽しそうでうらやましい。」と言ったら、「家に泊まればいいから、遊びに来れば？」となったのだ。 転勤した友人も名古屋に住んで間もないためベタな名古屋観光を楽しもうということになり、せっかくだからと別の友人も誘って二人で神戸から名古屋へと向かった。

名古屋への移動手段

名古屋に行くのに使った交通手段はバス。最初は新幹線で行こうと考えていたが、調べてみると新幹線とバスではバスのほうが大分安く、また、それぞれの乗り場に行くまでの時間を考えるとかかる時間もそこまで大きく変わらないことに気づいたのだ。 神戸を出発して途中のSAで一回休憩をはさみ、名古屋に到着するまでにかかった時間は3時間ぐらい。料金は往復で6,000円弱。交通状況によって時間は変動するが、幸い渋滞に巻き込まれることもなく、むしろ予定より早い時間に到着することができた。 バスにはwifiもついていたし、3時間ぐらいならスマホで簡単に暇がつぶせるので楽。

名古屋旅行一日目

昼食 台湾まぜそば

名古屋駅で友人と合流して荷物をロッカーに預けた後、ちょうどお昼時だったのでまずは昼ご飯を食べに行くことになった。 目指したのは台湾まぜそば発祥のお店、『麵屋はなび』。以前にマツコの知らない世界で紹介されているのを見て気になっていたので連れて行ってもらった。 11時過ぎにお店についたのにも関わらず、店の前にはすでに8組ほど待っていた。外で20分ぐらい待った後、店内に案内されて食券を購入してそのまま店員さんに渡す。その後店内でさらに10分ほど待って席に着くことができた。 色々と気になるメニューがあったが、頼んだのはもちろん台湾まぜそば。

ニラ、ネギ、にんにくと食べた後の口臭が気になりそうな具だが、そんなことは気にしない。お腹も空いていたのでとにかく混ぜてかきこんでいく。 ピリ辛ミンチを筆頭に個性が強いそれぞれの具がそれなりに主張しつつも、卵がいい感じにその主張を中和している。見た目通りジャンキーな味だが美味しい。もちろんサービスの追い飯も忘れない。レンゲ一杯程度の量だが、これぐらいの量のほうが残ったタレにしっかりからんで丁度いい。辛さがきいているので辛いのが苦手な人や子どもには少しきついかもしれないが、辛くないバージョンもメニューにあったと思う。

観光　名古屋城

麵屋はなびで昼食を堪能したあと、食後の運動もかねて名古屋城に向かった。 まずは地下鉄全線24時間券を購入。これは24時間地下鉄が最初に乗った時間から乗り放題になるという優れもの。僕は全く存在を知らなかったが、名古屋に住んでいる友人が事前にリサーチしてくれていたらしい。やっぱりできる営業はこういうところが違う、僕なら何も考えずICOCAにチャージさせていた。 地下鉄に乗って、名城公園駅で降りる。名古屋城に一番近いのは市役所駅らしいが、少しブラブラしたかったので名城公園で降りた、と友人は主張したが、僕はその前に彼がボソッと、「あ、違うわ。」って言っていたのを聞いていた。ただ、名城公園で降りても名古屋城がそんなに遠いわけでもなく、歩いて15分ぐらい。実際に食後の運動にはちょうど良かった。

そして入館料500円を支払い、いざ名古屋城へ。 天守閣に入れなかったのは残念だったが、変なテンションの浮かれた旅行者よろしく、銅像と同じポーズをしたり、シャチホコと記念写真を撮ったり、ひたすらお土産を物色したりと楽しかった。 お城とかお寺に行って落ち着いている自分に気づくと、やっぱり自分は日本人なんだなぁと改めて思う。 ちなみに、ここで織田信長のパネルと一緒に写真を撮ったのだが、後日本物が神戸のイベントに来ていた。全然興味なかったけどなんか嬉しくて家族に自慢した。

観光　大須商店街

名古屋城の次は地下鉄に乗って大須商店街へと移動した。 移動したものの、大須商店街でしたいことが特になかったので途中の店をひやかしながら大須観音参りをして、別の筋を通って戻っただけ。コスプレをしている人や、ラグビーワールドカップの影響か外国の方も多く、中々カオスな空間だった。こういう雰囲気は嫌いじゃない。

すごく気になったのが、『天然たい焼き』の看板。天然のたい焼きってなんやねん、って思っていたらちゃんと天然と養殖の区別があるらしい。どうやら焼くために使う釜が違う模様。勉強になった。

夕食　風来坊

名古屋にきたら手羽先は外せないだろうということで、夕食は手羽先から揚げの有名店、『風来坊』に。人気店らしいので早めに行ったほうがいいんじゃないか？と提案したら、友人がすでに予約を取ってくれていた。やっぱりできる営業は違う。 風来坊では色々なものを食べたが、やっぱり一番おいしかったのは手羽先。一人で4、5人前は食べていたと思う。 席には手羽先の食べ方について何通りか記載された紙があった。（風来坊公式サイト「手羽先の食べ方」） 一通り試してみて僕が一番気に入ったのが、端っこを外した後にそこからかぶりつく食べ方。一気に食べられるので満足感が高いのはもちろん、骨がきれいに残るので気持ちよさもある。あの味が忘れられないのでもう一回行きたい。

二日目

朝食　名古屋モーニング失敗

名古屋はモーニングも有名だよね、ということで朝早く起きてモーニングが有名なお店へと向かう。 途中、「今日は月曜やから、もしかしたら休みかも。」「祝日やからそんなことないやろ。」という会話をしたのが悪かったのか、目的のお店の入り口には『CLOSED』の文字。営業時間外ということもなさそうだった。 仕方がないので近所のお店を探すも検索にはヒットせず、名古屋ならどこでもモーニングをやっているだろうということで適当に歩いて気になったお店に入ることにした。 「あの店は？」「休みっぽい。」「あそこにもあるけど。」「なんか入りづらいな。」なんて会話をしながらたどり着いたのはコーヒー豆の販売をメインとしたお店に併設されているカフェ。 こういうお店のモーニングは意外に期待できると豪語する友人に押されて入ったものの、モーニングはトーストのみ。期待していた名古屋モーニングとはちょっと違う。でもコーヒーは美味しかった。

観光　熱田神宮

2日目に行った唯一の観光スポットは、『熱田神宮』。 これは一緒に行った友人が絶対にパワースポットに行きたいと言って譲らなかったからだ。ブラック寄りの労働環境で精神的ストレスがやばいらしい。 初めて行った熱田神宮は友人が絶対に行きたいと主張するのも納得できるぐらい、確かにパワーがもらえそうな神秘的な雰囲気があった。僕たちが行ったときは既にたくさんの人がいて、それなりに賑やかなはずなのに、周囲には静かな雰囲気が広がっている。矛盾した表現ではあるが、僕にはそうとしか感じられなかった。熱田神宮が持つ雰囲気に飲まれていたのかもしれない。 あまり長居する場所でもないので、とりあえずお参りだけして熱田神宮をあとにする。

昼食　きしめん

昼過ぎのバスに乗って神戸に帰る予定だったので、名古屋で最後にきしめんを食べて帰ることにしていた。 昼時ということもあって予定していたお店にはすでに長い列ができていたが、バスの時間までまだあるし、麺類だから回転も早いだろうと並んでいる途中にバスの出発時刻を一時間ほど遅く勘違いしていたことが発覚。このまま並んでいると確実に間に合わず、まだお土産も買っていなかったので急遽予定を変更して、まずはお土産を買いに行くことにした。 定番のお菓子だったり名古屋ならではのグッズだったりなどを購入し、余った時間でとりあえず昼食を取るためバス乗り場から近い場所にある飲食店街にあった『若鯱屋』に入る。 カレーうどんがメインのお店みたいだったが、幸いうどんの麺をきしめんに変えることができたので変えてもらうことに。味は普通に美味しかった。 食べ終わったら丁度いい時間だったので、来たときと同じようにバスに乗って神戸へと帰る。帰りも3時間ぐらいかかったけれど、出発してすぐに寝てしまったので目を開けたら神戸に着くというワープ状態。なんやかんやで疲れていたのかもしれない。

名古屋旅行の感想

初めての名古屋で、行く前に名古屋出身の知人などに名古屋について聞いても、「名古屋はそんなに観光するとこないよ。」としか言われなかったので不安だったけれど、そんなこともなく普通に楽しく観光することができた。どっちかというと食べ物の記憶しかないけど。 僕は元々国内旅行とかあんまり好きなタイプじゃないけれど、今回の名古屋旅行で他の場所に行ってみるのもいいなと思えた。 名古屋は神戸からバスだと往復6,000円、片道3時間ぐらいの距離なので行きやすいし、また時間があったら行ってみたい。博多とかに行ってみるのも面白そう。

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