待ちにまったポケモンソードを買ったのにやる気がでない

11月15日に発売されたポケットモンスターシリーズの最新作、『ポケットモンスター ソード・シールド』。 僕はポケモン赤・緑をプレイしていた世代で、その後ダイヤモンド・パールまではずっと購入していたがそれ以降はポケモンから離れていた。それからしばらくしてポケモンGoにハマり、子どももポケモンにドハマりしていたので、久しぶりに最新作『ソード・シールド』を購入した。 そしてプレイすること2時間ほど。すでにポケモンに対するやる気を失いつつある自分がいる。

やる気を無くした一番の理由は、メッソンがジメレオンに進化したから。 進化することで能力値が上がり強くなるので、攻略のことを考えると進化することはいいことだ。僕もメッソンのレベルが上って、進化のシーンにうつった時は興奮した。 しかし、しかしだ。 メッソンの進化したジメレオンの姿を見て衝撃を受けた。そこにはメッソンの時にあった可愛らしさはなく、今までの旅で何か嫌なことがあったのかと思うぐらいジトっとした目つきになっている。進化前と進化後で姿大きく変わるポケモンはたくさんいるが、これは予想外だった。 そもそも僕がメッソンを選んだ理由は、見た目が爬虫類ぽくて最終進化系はドラゴンみたいな姿になるのでは？と期待したからだった。それがまさか爬虫類でもカメレオンの方向性で進化していくとは思っていなかった。 それでもメッソンはそれまで一緒に旅をしてきた（ゲーム上では旅と言えるほど旅もしていないけど）大切な仲間であり、見た目が好みじゃないからといって、それだけでやる気を無くしたわけじゃない。 よく分からないキョダイマックスシステムや少し冗長な感じがするストーリーが、古いポケモンに慣れ親しんだ僕にとってしっくりこないのだ。もちろんコンテンツの魅力を維持しながら、新しい世代のファンを取り入れるために変化が必要なことはわかっているし、僕が感じているのは一種の懐古主義のようなものだろう。 コンテンツの魅力を維持しながら、新しい世代のファンを獲得するために変化し続けているポケモンのように、僕もこの変化を受け入れられるように変わっていかないといけない。 幸いプレイ時間はまだ3時間ぐらいなので、慣れるまでの時間は十分にある。

『ソード・シールド』についてここまでネガティブなことを書かせてもらったが、購入したこと自体は後悔していない。 その理由は、このソフトを遊び始めたのをきっかけに子どもが色々と自分で考えて行動するようになったから。 家にはSwitchやPS4を筆頭にいくつかハードとソフトがあり、息子もそれらのゲームに興味を持ったことがあるもののハマることはなかった。文字が読めなかったり、操作が難しかったりするので途中で嫌になるらしい。 それがポケモン ソードをやり始めてから、文字を読むために一生懸命勉強するようになったし、ゲームをする時間を少しでも確保するために自主的に行動することが増えた。といっても、やりすぎは良くないので一日でプレイできる時間は制限しているし、外で遊べる時は外で遊ぶようにしているが。 今までは、小さい頃からゲームをさせるのはやっぱり教育上良くないかな、と思っていたけれど、息子の変わりようを見ると興味を持ったことはなんであれやらせてあげるのが一番だと考えるようになった。 そのことに気づけただけでも、このゲームを買ってよかったと思う。

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