ナガサワ文具のペンクリニックに行ってきた

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私はPILOTのセレモを愛用している。購入してまだ1年程度のペンなのだが、下から上へとペンを運んだ時にいつも紙にひっかかってしまい、線がかすれてしまう。
また、関係あるのかどうかは分からないが同じインクを使用している他の万年筆に比べてインクの色が薄いような気もする。
最初、ペン先がひっかかってしまうのはまだペン先が自分の書き方に馴染んでないからであり、インクが薄いのは線幅が細いせいだと考えていたのだが、一向に改善されないとなるとさすがにストレスもたまっていく。
本来であれば購入店に持って行って相談するべきなのかもしれないが、プレゼントでいただいたものなのでどこで購入したのかが分からない。
そんな折、ナガサワ文具センターで、川口明弘先生による万年筆の無料点検イベントを開催していると聞いたので参加してきた。
到着した時はちょうどお昼時だったので机の上には「休憩中」のパネル。店員さんに話を聞いてみると先生が戻ってくるのは40分後だという。せっかく来たので待つことに。ちなみに自分の前に待っている人間は1人だけだった。
参加するには簡単なアンケートに記入しなければならない。アンケートといっても氏名・電話番号・持ってきた万年筆のメーカーや不具合、そしてこのイベントをどこで知ったかという簡単なものだった。再開したら電話で連絡するとのことで、アンケートの半券だけもらって時間をつぶすことに。
ちなみにWEBサイトでは一人につき1本のみと書いてあったのだが、アンケートには記入する欄が2本分あった。もしかしたら2本見てもらえるのかもしれない。
30分ぐらいして電話がかかってきたのでお店にもどると、ちょうど私の前の人が調整してもらっているところだった。後ろで並んで待つのも嫌だったので店内を見て回ることに、そして順番がくるとお店の人が名前で呼び出してくれた。
椅子に座って万年筆を渡すと、早速作業にとりかかる先生。作業があまりにもスムーズに進むので正直何をやっているのか全然分からなかった。唯一理解できたこといえば、先生が試し書きをする度にペン先がスムーズに紙の上を滑って行くということだけ。作業は黙々と進んでいき、途中聞かれたことといえば、使っているインクの種類だけ。
10分もかからないうちに、ペン先がひっかからず、インクもちゃんとでる万年筆が戻ってきた。
 
インクの出が悪いのは、使っていたインクに原因があったらしい。それまではSAILORの青墨という顔料インクを使っていたのだけれど、それが万年筆に合っていないとのこと。
おすすめされたのは同じPILOTの染料インク。
先生いわく、同じメーカーのインクを使うのが一番良いらしい。もちろん絶対そうしなければならないというわけではない。
結局PILOTのBlue Blackを購入して帰宅。このイベント、月1回程度開催されている上、無料で参加できるので、特に不具合がなくても点検のつもりで持って行ってみてもいいと思う。
パイロット 万年筆セレモ ブラック・細字

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パイロット 万年筆インキ INK-70-BB 70ml ブルーブラック

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