英語学習に脳内ディベートのススメ

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英語を話せるようになるには、英語を話すことが最も早い上達への道だと思う。
しかし、英語を話す機会というのは見つけるのが難しいし、オンライン英会話に登録していても、なかなか時間がとれない場合もある。
そんな時に実践してもらいたいのが「脳内で妄想英語ディベート」をするというものだ。

この「脳内英会話ディベート」、どんなものかというと、あるトピックに対して自分の脳内で仮想の相手を作りだし、その相手に自分の意見を英語で述べるだけだ。ハッキリいってそのままの意味である。
どんあ相手を想像するかは全くの自由だが、なるべく自分の意見の反対側にいそうな、典型的な人間を想像した方が良い。そうすることで相手が自分の意見に対してどんあことを言ってくるのか、簡単にイメージすることができるからだ。
また、周りに人がいない場合、自分の意見を独り言のように声に出して言ってみることをおススメする。周りに人がいる場合は、できるならやめておいた方が良い。

単語帳を作っておく

さて、いくら妄想の中でも、自分の言いたいこと全てを上手に英語で言うことは難しいと思う。
そんな時は、必ず英語で言えなかった文章をノートに記入しておく。”文章で”というのがポイント。「見る」という単語だけでも、see、watch、lookのように複数あるように、和英辞書の検索結果のうち、どの単語が文脈に適しているのか正しく理解して使用する必要があるからだ。単語だけをメモしていたら、ニュアンスの違い単語で覚えてしまうかもしれない。
この時、理解を深めるために英辞書も同時に引いておいたほうが良い。できれば、英作文を作る時、和英辞書→英英辞書の流れで引くような癖をつけておくと、より完成度の高い英作文を作れるようになる。もしくは、完成した英語フレーズをブラウザで検索してみるのも、チェック方法として効果的だと思う。

ボキャブラリーの幅が広がる

このトレーニングの大きな利点、それは相手を気にする必要がないので否定的、批判的な意見も言うことができる、ということ。実際のディベートだと相手の意見を尊重したい意志と、意見のぶつけ合いを好まない日本人的な気質が相まって、否定的なことを言えることってあまりないと思う。
それが悪いとは言えないが、使わないと英語のボキャブラリーが増えないのも事実。”言わない”のと”言えない”のでは大きく違う。
このトレーニングは相手が実在しないので、そのような否定的な意見も言えるし、そのためのボキャブラリーも増える。

また、このトレーニング、英語で物事を考える訓練になるだけでなく、自分の考えを整理する効果もあるので、ぜひ試してみてほしい。