ペンケースに新しいお友達 ~ユニ 芯ホルダー~
新年度が始まってペンケースの中に新しく「STEADTLER 925」を迎えたのだが、同時期に迎えたのがユニの芯ホルダー。
芯ホルダーとは
要は鉛筆の書き味とシャープペンの利便性を組み合わせたようなもの。
そんな夢のような筆記具なのに、なぜかあまり使っている人を見かけない。
以前記事にもしたのだが、最近自分はアイデア出しの時や考え事をまとめるためにメモを取るときなどは、鉛筆を使用するようにしている。そのためペンケースの中には常に鉛筆と小型の鉛筆削りを常備していた。
ただ、外で鉛筆を使うというのは結構面倒くさいもので
- 削りカスを処理する準備(ゴミ箱・ティッシュなど)が必要
- 鉛筆削りがペンケースの場所を取る
削りカスに関してはきちんと準備しておけばそれで済むのだけれど、鉛筆削りに関してはそうもいかない。
ただでさえ容量が少ないペンケースの中に万年筆・多色ボールペン・蛍光ペン2色・シャープペン・定規など結構な量のペンを入れて持ち歩いている。その中で鉛筆削りのスペースを作るために、消しゴムを薄型のものに変更するなどの工夫をしているのだが、それでも鉛筆削りを入れるとペンケースがパンパンに膨らんでしまう。
もっとスマートな方法はないか考えて、行きついたのが「芯ホルダー」という選択肢。芯ホルダーは芯を尖らせるために「芯研器」というものがあるが、自分は芯を尖らせずに使う方が好きなので、芯研器を持ち運ぶ予定はない。なので、鉛筆削りのスペースに芯研器が収まるという事態は防げそうだ。
ノック式とドロップ式
芯ホルダーには大きく分けて「ドロップ式」と「ノック式」の2種類がある。
「ドロップ式」はペン先に留め金(チャックというらしい)がついており、その部分で長い芯をホールドする仕組みになっている。自分好みの長さに調節しやすい一方で、慣れないうちは一回のノックで勢いよく芯が飛び出てしまう。
「ノック式」はシャープペンのように、一回のノックで一定量の芯が繰り出されるもの。2.0mmのシャープペンのイメージだろうか。ドロップ式のように芯が急に飛び出してきてしまうということはないが、自分好みの長さにするときや芯研器で削るときに何回かノックして長さを確保する必要がある。
どちらも良いところ・悪いところはあるが、使い勝手が大きく違うということはないと思うので好みで選べばいい。
自分は鉛筆を使うときも芯を長めにして使うため、長さを調整しやすいドロップ式の方を選択した。
芯ホルダーの候補
本当はデザインが好みのカランダッシュ FIXPENCIL 77が欲しかったのだけど、どうやら廃番になった模様。海外のWebサイトも探してみたが見つからない。軸が短いFIXPENCIL 22なら購入可能なのだが、市販の芯が収まりきらないらしい。
最終的に候補に挙がったのは以下の3点
どれも1,000円程度で購入することができる。この3点はどれもデザインより、価格と機能を優先して選んだ。
STEADTLER マルステクニコ
シャープペンのSTEADTLER 925を購入したので、芯ホルダーも同じSTEADTLERに合わせてみようと思ったのだが、軸の細さが気になる。自分は細軸があまり好きではないので今回は見送ることに。rotring 300
マルステクニコと似たような感じ。デザインはこちらの方が好みなのだけれど、マルステクニコ同様に軸の細さが気になるので候補から外す。三菱鉛筆 ユニホルダー
uni鉛筆をそのまま芯ホルダーに落とし込んだようなデザイン。クラシックな見た目は好みが分かれるかもしれない。ノック部分は芯の硬さによって色が分かれており、硬さ毎に複数用意する人にはいいかもしれない。おそらく3本の中では一番軸が太い。個人的な好みでいえばもう少し太い方が良かったが、価格も500円程度と安い割にしっかりとした作りだったので、これに決めた。
2B芯を入れて使いたかったのだが、2B芯の場合はノック部分の色がオレンジ色になっている。できれば黒色がいいのだけれど、黒色はHB芯用らしい。別にHBじゃないといけないわけではないので、HBと書かれたものに2B芯を入れて運用しても問題ないのだけれど、なんか気持ち悪い。
調べてみるとノック部分が黒色でノーマーク(HBの記載がない)ものがあるらしい。
訪れていた文房具店にはないようなので、ネットで注文することにした。
ユニホルダー到着
STEADTLER 925やトンボ鉛筆2558との比較
925よりは細いが
トンボ鉛筆2558よりかは太い
文具屋さんにいくとキャップ部分に「HB」や「B」など記入されているものが見つかると思うが、今回注文した分はキャップの部分には何も記入されていない。
また、間違ってノック部分を押しっぱなしにしても芯は落ちないようになっているみたい。
しばらく使ってみて使い心地や鉛筆との違いを書いてみる。