自分史上最強の名刺入れ『MAKRのカードホルダー』

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仕事をしていると名刺交換をする機会は度々ある。僕は事務職なので仕事上での名刺交換の機会はあまり多くないが、勉強会に参加した時など、プライベートでの名刺交換の機会が結構多い。
その時、やはり目に付くのが名刺入れ。少し変わった名刺入れを持っている人だと、それをきっかけに会話が進むことがある。

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そのために今回僕が購入したのが『MAKR』のカードホルダー。しかもホーウィン社のコードバン製でもちろんMade in USA。
実はこの商品、以前にある雑誌の『持ち物拝見』みたいな企画で他の人が持っているのを見てからずっと気になっていたものだった。それからずっと憧れていたのだけれど、お値段が3万4千円と気軽に買えるような価格じゃない。アメリカから個人輸入をすれば安く購入できると考えたこともあったが、調べてみるとアメリカでの価格は$200。これに為替や送料、関税などを考えると逆に高くつくかもしれないと思い個人輸入は諦めた。
そんな、縁がないと思って諦めていたプロダクトが「セール」の文字と共に目の前に現れた時、購入する以外の選択肢があっただろうか?価格は60%OFFで約1万4千円。僕にとってはそれでも高いが、悩むことなくカートに入れて購入プロセスを終えた。

商品レビュー

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商品自体は布製の袋に入っただけの簡易な包装で届いた。定価が高額な商品にしては質素だなという印象。ただ、メインは包装ではなく商品なので、早速取り出してみる。

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ファーストインプレッション

まず思ったのは「おぉ、これがコードバンか」ということ。『革の宝石』とまで言われるコードバン。その美しさを記事で読んだり聞いたことはあったが、自分で手にしたのはこれが初めて。
どちらかというとマットな質感ではあるのだが、うっすらと艶があり、手に持つとその密度と強靭さを感じることができる。使い込んだらどんな表情になるのか、使う前から楽しみになる商品。

使い心地

構造は至ってシンプル。収納部分は一室だけで、閉じる時はフラップ部分をストラップに通すだけ。名刺入れとして使うには機能性に乏しいが、もともと名刺入れの用途で設計さらたものではなく、ポケットウォレットとして作られているようなので仕方がない。
盲点だったのは、名刺の枚数が意外と入らなかったこと。もちろん無理やり入れようと思ったら30枚ぐらい入れることはできるのだが、スムーズに出し入れできるのは10枚程度が限界だろう。この辺りはまだ使い始めということもあり、使い込むうちに変化していくのかもしれない。購入する前にそれまで使用していたiroseの名刺入れとサイズと比べて問題ないと判断したのだけれど、やはり革製品は数字だけで測れるものではないらしい。
しばらくは名刺入れではなく、カードケースとして大量のカードを収納して馴染ませていくことにした。ただ、コードバンは牛革に比べて伸びにくいらしいので、将来的に名刺入れとして使えるようになるかは未知数。時間もかかるだろう。けれど、そんな時間すら楽しみに思えるのがコードバンの魅力の一つかもしれない。

気になった点

気になった点は上記の名刺入れとして使えるようになるのか、ということが一つ。もう一つは床面の汚れ。

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写真でも分かると思うが、結構汚れている。購入したときは床面がどうか意識していなかったので、最初に開いた時はビックリした。しかし、購入したサイトの参考画像や検索して調べてみると同じような状態のものが多く、どうやら汚れているのは仕方がないようだ。汚れている画像は特にブラックやバーガンディが多かったので、染める過程でどうしても避けられないことなのかもしれない。皮を製品化する工程には詳しくないのでなんとも言えないのだけれど、少なくとも不良品というわけではなさそうだ。

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また、長期在庫だったのか到着した時点で革がかなり乾いていた。すぐにブラシをかけてオイルでケアをしたのだが、直接商品を指定できないというのはオンライン通販の欠点だと思う。

総評

名刺入れとして使うためにしばらく馴染ませていく必要があるが、商品そのものにはすごく満足している。なにより所有していることの満足感が半端ない。また、今後十年以上使い続けられることを考えるとそう高くない買い物だったと思う、というか思いたい。