人生初の小銭入れなし財布に選んだのはワイルドスワンズのウイングス
最近、自分の中で最好のスニーカーを見つけることができた。
もう一つ自分にとって最好のものを見つけたいと思っているのが財布。といっても探しているのは財布そのものではなく、財布スタイルの方。今まで長財布数種、ミニ財布、小銭入れ付き二つ折り財布など色々と使ってきた。もちろん使ってきた財布自体はそのほとんどが素晴らしいものばかりで不満といった不満はないものの、使っていてもどこかしっくりときていなかった。 例えば長財布。収納力も高く便利だったのは間違いないが、その分財布自体も大きいので持ち歩くにはカバンが必須。身軽に動きたいときなどは不便に感じた。ミニ財布はポケットに納めることができ身軽に動くことができるが、収納力は低い。 そして行き着いたのが、小銭入れ付き二つ折り財布。使い勝手としては両者の中間ぐらいで、そんなに悪くない。やっぱりポケットに入れて持ち運ぶスタイルが自分には合っていると思った。ただ、購入した財布は素材がコードバンなので、夏場にポケットに入れて持ち運ぶのは厳しい。そこで、夏用の財布を色々と探してたどり着いたのがワイルドスワンズの『ウイングス』。
ワイルドスワンズは日本のレザーブランドで、しっかりと磨かれたコバが有名。このブランドのキーケースを使用しているので、製品の質の高さとその堅牢性に疑いはない。
今回購入したのはウイングスと呼ばれる、二つ折りの札入れ。開くと左右にカード入れがあり、それぞれ3つずつカードポケットがある。カード入れの裏はフラップ上になっていて、ここにも各4、5枚程度のカードを入れることができる。こういった形状の財布は珍しい。メインで使うカードは表のカードポケットに入れておいて、あまり使わないカードやレシートなどの見えない方がいいものをフラップの裏にしまう使い方になるだろうか。 ワイルドスワンズにも小銭入れ付きの二つ折り財布である『グラウンダー』がある。そっちにしなかったのは、元々使っていた財布も3ヶ月ほど前に購入したものであり、短いスパンで似たような財布を2つ買うのももったいないし、新しいタイプの財布も試してみたかったから。
札室は一つのみで中に区切りなどはないシンプルな構成。
元々使っていたシェルコードバン二つ折り財布との比較。 左側がウイングスで、右側がそれまで使っていたもの。ウイングスのコバの存在感が強く、さすがワイルドスワンズといった感じ。
今のところはウイングスと小銭入れを持ち歩くスタイルに収まっている。 このスタイルに変えてまだ1週間程度しか経っていないがいくつか気づいたことがある。 まず、ケツポケに入れた時の違和感を感じなくなったこと。小銭入れ付きの財布を使っていた時は、小銭の量によって財布の厚みも変わったのでポケットに入りにくくなったり、入れた時に違和感を感じたことがあったが、小銭入れが別になったので今は感じない。 次に、お金を使う量が減ったこと。小銭入れと財布どちらも出すのは中々面倒なので、できれば小銭入れの中に入っている分だけで済ませるように意識が働く。欲しいものがあっても小銭入れの中身と相談してやめるといったイメージ。相手が小銭入れなので一回で節約できる額は微々たるものだが、チリも積もればなんとやら。それに、それが習慣になることで節約意識も身についた。
もちろん気になる点もある。 それは上で書いたように、小銭入れと財布を別々に取り出すのが面倒臭いこと。ただこのことで節約習慣がついたこともあるし、慣れることで解決しそうではある。
まだ使い始めて少ししか経っていないので確実なことは言えないが、札入れと小銭入れを分けるこのスタイルが今までの中で一番自分に合っているのかもしれない。ケツポケは正義。コードバン二つ折り財布の出番は夏が終わっても来ないかもしれない。 こうなってくると、小銭入れも同じワイルドスワンズで揃えたい。
