気が付くとテレビを見ている自分がいる

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昨年、テレビを見なくなった理由という記事を書いた。

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にも関わらず、今回は、『気が付いたらテレビを見ている』という矛盾。

実際、ゴールデンタイムにテレビをつければ多くがバラエティーやクイズ番組の上、どれも似たような構成なので見ていない。ワイドショーは好きではないし、決まった時間にテレビの前にいるのが嫌なので、ドラマも見ることはあまりない。去年はTVerを通じた『陸王』を見たぐらいだと思う。新しいドラマも多く始まっているが、気になっているのは『99.9』ぐらい。これもおそらくTVerでの見逃し配信で見ると思う。

ではテレビで何を見ているのか?
それは『プロフェッショナル』や『ガイアの夜明け』といったドキュメンタリー系。もちろんインターネットでも多くのドキュメンタリーが存在し、興味があるテーマのものは見ることもあるが、興味がない分野のドキュメンタリーを見る機会は少ない。というのも、Webは能動的なコンテンツなので、コンテンツを見つけるのに労力が必要になるからだ。一方、受動的なコンテンツであるテレビだと、チャンネルをつけておけば勝手に番組が流れてくるので、コンテンツを探すのに労力を使わなくてもいい。もちろん、受動的であることの良し悪しもあるけれど、決まった時間に様々なテーマのドキュメンタリーを勝手に流してくれるのはありがたい。
週末から週明けの夜は、『情熱大陸』、『プロフェッショナル』、『ガイアの夜明け』と続くので、その時間はテレビの前にいることが多い。しかし、ドキュメンタリー番組以外ではNHKの子供用番組しか見ていないのも事実。

ここで冒頭の話に戻るが『、テレビを全く見ていないのに気が付いたらテレビを見ている』というのは、生活の中でテレビを見る時間の割合は変わらず少ないが、ドキュメンタリー番組に関しては興味のないテーマであっても、気が付くと夢中になって見ている自分がいるということ。

ドキュメンタリー番組を見ていると、テレビの取材力や影響力はまだまだ強いと思う。にもかかわらず、同じようなバラエティーやクイズ番組を量産し続けるのは単純に勿体無い。予算や制作期間、視聴率などの問題もあるのだろうけど、目先の数字を追っているだけじゃ人材も育たないし、結果良質なコンテンツを作れなくなるという負のサイクルに陥ってしまうんじゃないだろうか。国内の広告費もインターネットに追いつかれつつある現状、大変かもしれないけれど、数字だけに捕らわれない番組を作っていくことも必要だと思う。