ラジオのススメ

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最近毎日ラジオが楽しみで仕方がない。 昼休憩の時はアプリで聞き逃したラジオ番組を聞き、家に帰ると最初にBluetoothスピーカーの電源を入れてラジオアプリを起動する。昔はテレビっ子で、ラジオにはちょっと古臭いイメージを持っていた。祖父がいつも聞いていたこともそんなイメージを持っていたことに影響しているのかもしれない。AMしか聞かなかった祖父と違い、僕が聴くのはもっぱらFM。別にAMが悪いとではなく、FMの方が音楽が流れる番組が多いのがその理由。

そもそもラジオを聞くようになったきっかけはジャンプを卒業したからだ。

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これだけだと何のことか分からないと思う。 僕は何十年も毎週月曜日にジャンプを買っていて、これが憂鬱な月曜日を楽しいものにしてくれていた。しかし、ジャンプを卒業してしまったので、月曜日の楽しみがなくなってしまい、一週間憂鬱な状態のまま過ごすこととなった。このままではいけないと思い、何か日々が楽しくなるようなことがないかなと探していたときに見つけたのがラジオ。 きっかけは、応援してるサッカーチームに関するラジオがあると知って聞いてみたことだった。その時のパーソナリティの内の一人、ラジオでのトークが上手な方ではないのだけれど、それをカバーするトークの勢いやツッコミ方などが僕のツボにハマり、その番組を定期的に聞くようになった。それから、その人が出ている他の番組を聞くようになり、そこで気になった人がいたら、また別の番組を聞くようになり、を繰り返すうちにいつの間にかラジオを聞くことが習慣になっており、毎日楽しみにしている自分がいた。

ラジオを聞くことが習慣になってから考えてみたのだが、習慣化したのにはやはりラジオ特有の理由があったと思う。 1つ目の理由は、ラジオは音が届く範囲であれば家の中のどこにいても楽しむことができるということ。家に帰ってからも家事・育児などすることは多いが、ラジオはそういった用事を片付けながら聞くことができる。これがテレビだと、画面の前にいる必要があるので難しい。テレビをつけっぱなしにしてBGM代わりに使っていたこともあったが、やはりテレビは映像がメインのコンテンツなので音声だけでは内容が把握できないことも多く、また、気になってつい画面を見てしまったりして集中できないことが多かったのでやめた。また、テレビのトークとラジオのトークでは、やはり音声だけで伝えることに特化しているラジオのトークの方が面白い。 2つ目は、ラジオは一方向のメディアでありながら、インタラクティブな要素も含んでいること。基本はパーソナリティのトークが一方的に流れてくるだけだが、メッセージやリクエストを送るといったインタラクティブな要素があることで、視聴者も番組に参加しているという意識を持つことができる。送ったことはないけど。最近視聴者参加型のテレビ番組があったりもするが、規模が大きいのでラジオほどの距離の近さは感じない。 3つ目はローカル情報が多いこと。ローカルニュースやイベント情報などがたくさん紹介されている。大きく宣伝されていなかったので見過ごしてしまいそうだった僕好みのイベントなども、ラジオを通して知ったことで参加することができた。他にもローカルで面白い活動をしている人の話などがあり、影響を受けることも多い。 また、ラジオの場合は長いクール続いている番組が多いので、好きな番組やパーソナリティがいると、長い期間それを楽しみに過ごすことができる。もちろんテレビにも長寿番組と言われるものはたくさんあるのでラジオだけの特徴だとは言えないけれど、例えばテレビのメインコンテンツの一つであるドラマだと、基本的に1クールで終わってしまう。それはそれで探す楽しみがあるから、この辺は好みの差かもしれない。

結局のところ、ラジオが自分の生活に一番近いメディアだと感じられることが僕がラジオ聞いている一番の理由。テレビで東京の新しい商業施設の紹介番組よりも、ラジオで紹介される近所のイベント情報の方が僕にとっては重要度が高い。自分の生活に直接係る情報を得ることができるからこそ、毎日楽しく聞いていられるんだろう。