ポルトヨーロッパと黒潮市場 ー混ざりあった文化の不思議な雰囲気ー
今年のGWは、和歌山にある和歌山マリーナシティに行ってきた。 和歌山マリーナシティは海に面した複合施設。テーマパークの『ポルトヨーロッパ』、食を楽しめる『黒潮市場』、ホテル、温泉や海釣り公園などによって構成されている。和歌山市内から近く、大阪からもアクセスしやすい。 ちなみに今回の目的はテーマパークでもマグロ丼でもなく、GW中特別に上演されている、『パトレンジャーVSルパンレンジャー』のヒーローショーである。
アクセス
大阪方面から車で行ったのだけれど、海南ICを降りてからあまり時間はかからず、道も分かりやすいのでアクセスは良かった。当日は駐車料金が1500円で先払いだったため、駐車場入り口で多少混雑はしていたものの、それ以外で渋滞に巻き込まれることがなかった。駐車場はいくつかあり、最も近いP1駐車場は満車になっていたため、停めたのはP2駐車場。昼12時過ぎの時点では、まだかなり空きがあった。 駐車場からポルトヨーロッパの入り口までは徒歩で5分ぐらい。停める場所によってはもう少しかかるかもしれないけれど、10分はかからないと思う。
園内
入場料は無料で、各アクティビティ毎に別途料金を支払う形式。僕がまず向かったのはそう、ヒーローショーのチケット売り場。
テーマパークで開催されているヒーローショーというと、屋外ステージで開催されていて、誰でも無料で見ることができるものというイメージを持つ人が多いかもしれない。しかし、今回のヒーローショーは屋内ホールでの開催で、且つ有料。もちろんそれだけのクオリティは担保されている。雨を気にしなくていいのも嬉しい。
気になる料金だが、一般席（自由席）の場合、3歳以上は1200円（税込）、スペシャルシート（指定席）だと1500円になる。一般席は前売りで購入することができるが、スペシャルシートは当日販売で先着順。余裕を持って一般席を事前に購入しておくか、当日スペシャルシートが残っていることに賭けるか。今回はスペシャルシートに賭けてみた結果、無事入手することができた。
購入したのは3時から始まる回の分だったが、昼過ぎに行ったにも関わらず1時開演の分のスペシャルシートも余ってるようだった。GW前半で公開初日ということも影響していたのかもしれない。
黒潮市場
無事、チケットを入手することができたので、次はお腹を満たすことにした。向かうのはもちろん黒潮市場。どうやら海鮮、特にマグロが有名らしい。時間帯によっては解体ショーなども行われているようだった。施設内で購入した食事を屋外の飲食スペースで頂くスタイル。バーベキューコーナーもあり、手ぶらでも新鮮な海鮮を再興の状態で食べることができる。 幸い空いているテーブルを探すのには苦労しなかったが、丁度昼時だったことも重なって施設内には食べ物を物色している人が多く、通路が狭いことも相まってを歩くのは大変だった。全てのお店を見たわけではないけれど、販売されている食べ物の多くは海鮮系だったと思う。値段は大トロのお寿司1パックで2000円、赤身でも1500円ほど、ラーメンなどの麺類も1000円前後でそんなに高くはない。僕はマグロのお寿司と鯛ラーメンで悩んだ末、鯛ラーメンを選んだ。せっかくなのでマグロを食べるべきだったのかもしれないが、ラーメンの匂いを嗅いでしまうとラーメンのことしか考えられなくなるのはしょうがないと思う。
ポルトヨーロッパ
食事の後、ヒーローショーまで時間があったため、ポルトヨーロッパで少し時間を潰すことにした。ポルトヨーロッパには遊園地があるエリアと、ヨーロッパの街並みがあるエリアがある。ヨーロッパのエリアの中にはVRを体験でき施設や子供が遊べるキッズランドがあり、広場では大道芸人の人がパフォーマンスをしていた。
基本的には街並みを楽しむ感じなのだろうか。雰囲気があるので、コスプレをしている人たちを何人か見かけた。
僕達が向かったのは遊園地があるエリアの方。遊園地には、小さいローラーコースターや空中ブランコ、メリーゴーランドなどがあり、子供なら十分に楽しめると思う。フリーパスの料金は中学生以上は3500円、3歳以上は2900円。全てのアトラクションを乗るつもりならフリーパスの方がかなりお得になる。小学校高学年ぐらいなら一人で乗れるアトラクションも多いので、子供だけフリーパスを購入するのもありだろう。子供がまだ小さい場合は大人同伴でないと乗れないアトラクションも多いため、フリーパスだと子供と大人、2人分は必要になる。ただ、滞在時間や乗るアトラクションによっては結果的に損をする可能性があるので、状況に合わせてフリーパスを購入するかどうか検討した方がいい。ちなみにフリーパスは遊園地の乗り物だけでなく、VRアトラクションなどでも使用することができる。
今回のメインはあくまでもヒーローショーであり、アトラクションを楽しむ時間はあまりなかったので、フリーパスではなく回数券を購入して遊ぶことにした。それだけでも子供と一緒に、一時間かけて4つほど乗ることができたので十分だった。
ヒーローショー
そして、目的であるヒーローショー。やはり有料なだけあって、迫力がすごかったらしい。子供もすごく楽しんでみていたらしい。
”らしい”というのは、実際に連れて行ったのが僕ではなく、僕の父、息子から見たらおじいちゃんだったから。せっかく来たのにヒーローショーなんて・・・と気を使ってくれたんだろう、自分から連れていくと提案してくれた。正直僕もすごく見たかったのだけれど、せっかくの善意を無駄にするわけにはいかない。本当に見たかったんだけど、これはもうしょうがない。
ショーの後、グッズを購入した人だけ写真撮影ができたらしい。それも自分たちで撮るのではなく、大きなテーマパークでよく見かける、その場でプリントアウトした写真を特別な台紙に入れて販売してくれるやつ。
子供はちゃっかりとパンフレットと写真、更に限定Tシャツを手にしてでてきた。僕と一緒なら多分買っていなかったので、子供的には僕じゃなくて本当に良かったんじゃないだろうか。
感想
この日はショーの後、少しだけお土産を見て5時ぐらいにマリーナシティをでる。帰りの道で渋滞に巻き込まれることもなかった。 5時間ほど滞在してみて、これといった目玉はないけれど、色々なアトラクションを万遍なく楽しめるような印象。お昼時の黒潮市場を除くと、人混みに悩まされることもない。あまり派手さはないかもしれないが、そのおかげでのんびりと過ごすことができた。僕は人混みが嫌いなので、有名なテーマパークよりかはこっちの方が好き。
