社会人学生として大学に入学するまでに行ったこと

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以前、社会人学生として30歳手前で大学に入学したことについて書いた。

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あれから一年経ち、生活に余裕もでてきたので当時のことを振り返りながら考えや注意したことについてまとめていこうと思う。

入学前に行ったこと

必要な書類の準備

まず、絶対に必要なのが願書や高校の卒業証明書などの書類の準備。卒業証明書などは卒業した高校にお願いして出してもらうのだが、申し込んですぐに用意できるとは限らない。なので、書類関係に関しては、募集要項を何回も隅々まで確認し、締切直前になっても慌てることがないよう、早めに準備しておいた方がいい。 僕は必要書類を全て早めに準備していたのだが、卒業証明書の条件に「厳封」とあるのを見逃しており、慌てて厳封のものを再度取り寄せた。

家族の理解を得る

社会人学生になると、仕事と勉強に追われるので家事や育児などに時間を割くことが難しくなる。独身であればそんなに気にせずに済むかと思うが、結婚しているとそう言っていられない。学校に通うので勉強に時間を取られること、そのため、今までと同じ割合で家事・育児を行うことができなくなることを家族に伝える必要がある。 幸い、僕の場合は奥さんの理解を得ることができたので、家事の負担を多少減らしてもらうことができた。 また、家族の応援があるのとないのでは精神的な負担も大きく変わってくる。なのでできるだけ、学校に通うことについてできる限り家族からの理解は得ておいた方がいい。

試験対策

僕の場合、入学試験は面接・小論文・筆記試験(1科目)のみだったので、普通に試験を受ける学生より負担は軽かったのだが、それでも対策なしに挑むわけにはいかない。

面接対策

一応過去にどのような質問が面接で出されたのか検索してみたが、あまりヒットはせず。そもそも同じような質問がされる保証もない。面接対策本などにも目を通したが、効果があるのかどうかよくわからなかったので、下手な対策をすることはやめて、自分の意見きちんと伝えることがだけを考えて挑んだ。

小論文対策

面接と同様に対策が難しかったのが小論文。こちらも明確な正解というものがない。ただ、どんなテーマがきても対応できるよう、ニュースや新聞などは細かくチェックするようになった。ネットニュースでもいいが、ネットニュースは自分の好きな記事しか読まなくなるので、できれば新聞を読んだ方がいい。 実際の試験では、書き始める前に「自分の考え」、「なぜそう考えたのか(問題の背景や自身の体験などを踏まえて)」などの構成を決めることに時間を割き、内容がハッキリしてから一気に書き上げることを意識した。ブログ記事でもよくしてしまうのだが、書く内容がまとまらない内に書き始めてしまうと、必要のない文章を入れてしまう可能性もあるし、話が脱線しすぎて本筋に戻すのが難しくなる場合がある。 いきなり小論文の練習をしようと思うと腰が重くなるので、できるだけ早い段階で日記をつけるなどで書くことに慣れておいた方がいい。

筆記試験対策

試験対策が一番楽だったのが筆記試験。正解がない面接や小論文と違い、こちらには明確な正解がある。対策を用意するものも簡単で、受ける大学の赤本をひたすら解き続けるだけ。こういうのはパターンもあるし、何より慣れることが大事なのでとにかく本番まで繰り返し解き続けた。もちろん、間違えた部分をそのまま放置せず、解説などを読んで理解を深めておくことも重要。

以上が僕が大学入学前に行ったこと。 人によっては更に、勤務先との調整が必要になると思う。 僕はちょうど海外の短期留学から帰国したところで、入学の可否が決まってから就職活動をしようと思っていたので、合否が決定するまではアルバイトと貯金を切り崩してなんとか生活していた。同じ時期に入学した他の社会人学生の中には勤務先との調整に苦労した人もいた。その人達は早めに退勤した分や残業できなかった分の仕事を、早朝出勤や休日出勤で対応したらしい。他には、4年間で単位を取り切ることを諦めて、仕事と学業を両立させながらゆっくり単位を取る人もいた。 こういったことを短い期間の中、自分で用意したり調整するのは大変だが、一つ一つの準備はそう難しいものではないので、実際に社会人として大学進学を考えている人は、早めの準備を心がけていた方がいいと思う。