フェリージのウエストバッグはやはり最高だった

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僕は普段なるべく手ぶらで行動したい方だ。 最近はスマホがポケットに入り切らなかったりモバイルバッテリーを持ち歩いているので中々手ぶらで出かけるのが難しいが、できるだけ大きなバッグは持ちたくないので最低限の荷物をウエストバッグに入れて行動するようにしている。 一口にウエストバッグといっても、容量が大きいものからそうでないものまで様々なサイズがあり、素材やデザインによって全体の印象も変わってくる。自分にとって最もバランスが良い容量、デザインのウエストバッグを探して色々と使ってきた中、ついに出会うことができた最高のバッグがフェリージのウエストバッグ。

フェリージとは

フェリージはイタリアのブランド。 イタリア北部の都市フェラーラで、創業者のアンナリサ・フェローニが趣味で革製品を作り始めたのが発祥。素材に徹底して拘っており、手作業で仕立てられるフェリージの製品は品質が高い。 ブロンドのロゴにもなっているこの紋章はフェラーラ地方の地主であったフェリージ家の紋章で、兜と楯と林檎の木から構成されている。 リモンタナイロンとレザー素材を組み合わせたバッグが有名で、そのビジネスバッグを持っている人をよく見かける。 詳しいことは公式サイトにのっているので、ぜひチェックしてみて欲しい。

フェリージのウエストバッグ

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僕が今回購入したのはMODEL 218/DS。 ウエストバッグとして大きい方ではないが、最低限の荷物を入れるだけなら十分な大きさだと思う。大は小を兼ねるともいうし、ワンサイズ大きいMODEL 799/10/DSと悩んだが、なるべくコンパクトにまとめたかったのでこちらを選んだ。 このサイズでも普段僕が持ち運ぶものは全て入る。むしろ少し余裕があるぐらいなのでこっちを選んで正解だった。

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メインの多きいポケットが一つとフロント部分に小さいポケットが一つ。小さい方はスペースにあまり余裕がないので駐車券などを入れておくのに丁度いいが、厚みのあるものを入れるのは厳しいので普段使うことはあまりなさそう。

素材はナイロンとレザーのコンビネーション。光沢のあるナイロン素材のおかげで、ウエストバッグなのにカジュアルな雰囲気にならず、総レザーの製品のような重さもない。汚れにも強そうなので多少雑に扱っても問題なさそうだが、防水性にはあまり期待できないかもしれない。

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ベルトにはバックルがないので、肩からかける時は頭の上から通す必要がある。使いづらいわけじゃないが、帽子を被った状態だと帽子に引っかかったりするので少し面倒かもしれない。気になる部分といえばそこぐらいだろうか。 今まで何種類かのウエストバッグを使ってきたが、縦、横のサイズが大きいバッグであっても前後の厚みがないものは使いにくと感じた。その点、このバッグは前後の厚みが8cmあるので十分だし、実際に使いやすい。

購入の経緯

このカバンの存在を初めて知ったのは3、4年ぐらい前だったと思う。実はその瞬間から欲しくてたまらなかった。それでも最近になるまで買わなかったのは、税込みで3万円を超えるその価格と友人と被るのが嫌だったのが理由。そう、僕は友人が持っているのを見て初めてこのバッグのことを知ったのだ。 別に他人と被ることが嫌なわけじゃない。よく人と被るユニクロの服を着るし、街で同じものを着ている人を見ても何も思わない。しかし、友人となると話は変わってくる。彼とは家も近く、飲みに行くことも多い。想像してみて欲しい。おじさん二人がお揃いのバッグを持って歩いているシーンを。 考えすぎかもしれないし、他人の目を気にしすぎているのかもしれない。でも、一度気にしだすと中々考えを切り替えられない。 せめて色違いならどうかと考えたが、僕が欲しい色はネイビー、そして彼が持っているのもネイビー。 それからいくつか別のウエストバッグを購入するものの、やはり物欲は満たされない。もちろん購入したものの中には気に入っているものもあるけれど、気づくとネットでフェリージのサイトで218/DSのページを開いていた。

そんな時、たまたま同じネイビーでもレザーの色が違うモデルを見つけた。通常はブラウンのレザー部分がブラックになったモデル。しかも在庫は残り1つ。 グダグダ考えるのはもうやめた。お酒の勢いもあって、気がついたら購入していた。 一度購入してしまうと、それまで友達と被るのが嫌だなんだと考えていたことがどうでも良くなってきた。衝動買いといえば衝動買いだけど、長年悩み、そのためにお金も少しずつ貯めてきた上での衝動買い。ん?これは衝動買いって言わないかも。 結局のところ、購入のための理由、後押しが欲しかっただけなんだと思う。色々とグダグダ考えたけれど、そのおかげで本当に欲しいものを手に入れることができた。