AndroidからiPhone SE(第2世代)に変更して感じたメリット・デメリット

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今まで数年間ずっとAndroidを使ってきたが、とうとうiPhoneに機種変更した。 一昔前ならともかく、今はAndroidとiPhone、どちらを選んでもあまり変わりはないと思っているが、そんな中なぜiPhoneに変更したのか、そして、Androidと比べて良かった点、微妙な点などを書いていきたい。

AndroidからiPhoneに変えた理由

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スマホが出てきた当時はAndroidの動作が色々な面で微妙だったこと、携帯各社が格安でiPhoneを提供していたことも相まって、日本でのiPhone普及率は他国と比べてもかなり高いらしい。 今ではどっちも機能的にそこまで大きな差はなく、どっちを選ぶかは個人の好みや慣れによる部分が大きい。ただ、ハイスペックの機種に共通しているのが大画面化と物理ボタンの排除、そしてバッテリーの大容量化。そしてそれに伴って価格も高くなっておりPCと遜色ないか、下手したらPCよりも高い値段になってきている。

価格面

この価格面での変化がiPhoneに変更した一つの理由。 大手キャリアを使っているときは、多少なりとも割引はあったし2年間の分割で支払っていたのでそこまで気にしていなかったのだが、UQ mobileに変更してスマホの本体代金を気にするようになった。 当所はiPhone 11の購入も検討したがサイズの大きさが気になり、かといって一回りサイズの小さいiPhone 11 Proは高すぎる。 そんな中、手に取りやすい価格のiPhone SE(第2世代)が発売された。価格的にも手に入れやすく、iPhoneであればこの価格帯でも満足できる動作が期待できそうだった。

スペック

二つ目の理由がスマホのスペック上昇に伴ってできることが増え、スマホを手に取っている時間が増えたこと。 大画面化とバッテリーの大容量化によって動画を長時間見るのも苦にならなくなったし、スペックの上昇と共に綺麗なグラフィックを搭載したゲームなども増えた。それはそれでいいことなんだけれど、気がついたら家でもずっとスマホを触っているようになり、スマホ中毒一歩手前ぐらいまでいっていたことに危機感を覚えた。 iPhone SEはiPhone11や他のハイエンドモデルに比べて画面も小さいし、バッテリー容量も少ない。その、比較的良いとはいえないスペックが、今の四六時中スマホを触っているような状況から抜け出すのに丁度いいんじゃないかと思えた。

サイズ感

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三つ目の理由がiPhone SEのサイズ感。 今はディスプレイの大型化に伴って本体サイズも大きくなってきている。動画を見るときなどはいいのだが、反面片手操作はやりにくくなった。僕はできるだけ片手で操作したいタイプなので大型化してきている最新スマホは正直あまり歓迎できず、スペックは高くなくてもいいので丁度良いサイズ感、本音をいえば初代iPhone SEのサイズ感、のスマホが欲しかった。

メリット

radikoアプリを開かずに再生、停止ができる

iPhone変えて一番嬉しかったのはradikoアプリを開かなくても再生・停止ができること。今まで使っていたGalaxy S8では毎回アプリを開かないと停止することができなかった。しょうもないことのように聞こえるかもしれないが、こういう地味な部分って意外とストレスになることが多い。

Pokemon GOのいつでも冒険モードが使える

Pokemon GOにはアプリ非起動時以外の移動距離などを計測し、アプリを開いたときにそれを反映してくれる「いつでも冒険モード」というものがある。 この機能、iPhoneだけでなくAndroidでも利用できるようなのだが、設定が上手くいってなかったのか、Galaxy S8では機能しなかった。 しかし、iPhoneでは問題なく動作するので、バッテリーを節約しながらたくさんの卵を孵化させられるようになった。

ケースなどの周辺機器が豊富

ケースやフィルムなどの周辺機器が豊富なのもiPhoneの特徴の一つ。Galaxy S8もAndroidの中では割と充実していた部類に入ると思うが、新しい機種が出るたびにその数は急激に少なくなり、最近では店頭で見かけることがほとんどなかった。その点、iPhoneは種類も豊富だし、古い機種のケースでも長い期間販売されている気がする。

片手でも操作しやすい

iPhone SEに変えた理由のひとつがサイズだったのだが、当所の期待通り片手でもそこそこ操作しやすい。そこそこな理由は、それでも初代SEに比べたら大きく感じることと人気ケースのiFaceをケースに選んだせい。iFaceのデザインは気に入っているのだけど、やはり大きく感じるので近々別のケースに変えようと思っている。ただ、iFaceをつけた状態でも幅、高さは今まで使っていたGalaxy S8 + Spigenのケースのサイズ感とあまり変わらない。(iFaceのせいで厚みは断然iPhoneの方が厚い。)

デメリット

戻るボタンがない

Androidには当然のようにあった戻るボタンだが、iPhoneにはない。一応、左から右にスワイプすることで前の画面に戻ることもできるが、場所によってはアプリなどのスワイプと競合して上手く動かなかったりする。 Galaxy S8だとPIE Controlと組み合わせることで、指をほぼ動かすことなく画面を戻ることができたので、この点はAndroidの方が使いやすい。

電池持ちが微妙

iPhone SEのバッテリー容量は1821mAh、これはiPhone8の容量と同等らしい。一方でiPhone11のバッテリー容量は3110mAh。長時間動画を見たりゲームをプレイしなければ1日は十分保つ。それまで使っていたGalaxy S8が3250mAhだったため、同じような使い方をしているとどうしても見劣りしてしまうのは事実。 ただ、iPhoneの場合はAndroidと違いハード自体がiOSに最適化されて設計されているため、数値だけでの比較はできないことは言っておく。

ホーム画面等のカスタマイズ性が乏しい

Androidだとホーム画面にガジェットを置いて、アプリのアイコンは別画面で表示できたのに対して、iPhoneのホーム画面は基本アイコンが並んでいるだけ。 アプリへのアクセスのしやすさの点で言えば、ワンアクション多いAndroidよりもiPhoneの方がいいのかもしれないが、個人的には自分好みにもっとカスタマイズしたかった。 また、Galaxy S8を使っていた時はMacroDroidというアプリを使って自宅のwifiに接続しているかどうかで自動でマナーモードの設定、解除ができるようにしていたが、どうやらiPhoneで似たようなことはできそうにない。これも不満点の一つ。

人と被る

iPhoneは持っている人が多いので、本当に人と被る。 友達と会っているときなど、画面を上にしたまま置いているとどれが誰のiPhoneなのか分からなくなるぐらい被る。

1ヶ月使ってみた感想

多くの人に受け入れられている製品なことはありやはり使いやすい。また、僕の普段僕が使用しているMacやiPadと親和性が高いのも嬉しい。まだ2週間しか使っていないが、すでに満足している。 その上でこんなことを言うのもなんだが、正直最近のスマホはどれを使っても操作感や機能に大きな違いはないような気がする。もちろん、カメラ性能やMacなど他デバイスとの親和性といった違いはあるが、それらによって操作感が大きく変わることもなく、結局どれを選ぶかは好みの問題だけのように思う。特にハイエンド機はその傾向にあると思うが、毎年のように微々たる進化の新機種が出てくるので、正直そういった最新機種を追うのに疲れを感じる部分がある。 その中でもiPhone SEは機能こそハイエンドスマホに劣る部分はあるものの、その分低価格で気軽に購入することができるので、僕のようにスマホに多くを求めず、最新機種を追うのに疲れた人には丁度良い機種だと思う。