手塚治虫記念館に行ってきた

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先日、用事があって兵庫県の宝塚市まで足を運んだのだが、用事が思っていたよりも早く片付いてしまったので、以前から気になっていた手塚治虫記念館に足を運ぶことにした。

記念館の建物自体はこじんまりとした雰囲気だが、入口の付近に火の鳥のモニュメントがあるので手塚治虫記念館であるということがすぐに分かる。あいにく、当日の天気は雨だったため写真は上手く撮れなかった。

入場料は大人700円。ただし、JAF会員やイオンカードなどによる割引があるので、払う前に割引が効くかどうか一度確認した方がいいかも。

早速中に入ってみる。
1Fには手塚治虫作品のキャラクターグッズや原画、アニメなどが上映される映像ホールがある。この日はウルトラマンの企画展が同時に開催されていたので、ウルトラマンの映画が上映されていた。

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2Fには企画展示のスペースが半分、もう半分は手塚作品が読めるスペースとカフェ、ミュージアムショップになっている。
この日の企画展は「ウルトラマン」。ウルトラマンのジオラマや写真も撮れる巨大な手のモニュメント、変身用アイテムや歴代ウルトラマンの説明が書かれてあるパネルが展示されていた。
最後に見たウルトラマンは「ウルトラマンコスモス」だったような気がする・・・それ以降のウルトラマンを知らなかったので、他のウルトラマンの説明を見るのは新鮮で面白い。最近のウルトラマンはウルトラマン同士で合体するらしい。さらに怪獣を装備するウルトラマンもいた、しかも格好良かった。
ミュージアムショップの規模は大きいとは言えなかったけれど、ウルトラマングッズや、手塚治虫と水木しげるのコラボグッズなどユニークな商品が置いてあってなかなか楽しい。
一時期ウルトラマンシリーズはパッとしない印象だったのだが、最近人気は復活したのだろうか。はしゃいでいる子供の姿が多かったので、多分そうなんだろう。

地下1Fにはアニメ制作体験コーナーがある。ここでは簡単なアニメを自分で作ることができるらしい。興味があったので参加用の列の先頭を陣取ったものの、気がつくと後ろにはたくさんの子供たちの姿が。さすがに定員14名の枠を目をキラキラさせてアニメ制作体験を楽しみにしている子供たちから奪ってしまうのは大人気ないと思い諦めることにした。
こういうアニメ制作を体験できる場があることで、将来アニメーターになりたいという子供が増えていくのかもしれない。そして、現実を知って諦めていくんだろう。

あまり広くないため1時間ぐらいで全部見終わってしまったが、時間が余っていたので2Fのスペースで手塚作品を読んで時間を潰すことに。
火の鳥4冊とBLACK JACKを2冊を読み終わったぐらいでちょうど良い時間になったので、手塚治虫記念館を後にした。
ちなみに駐車場は無いので、近くの有料駐車場に停めなければいけないとこに注意。自分はすぐそばのTimesに停めたのだが、土日祝は最大料金の設定が無かったみたいで駐車料金が結構かかった。

すごく楽しかったけれど、これだけを目的に宝塚まで来れるか?と聞かれると微妙かも。手塚治虫の熱狂的なファンでなければ、何かのついでに寄るぐらいの感覚がちょうどいいかもしれない。

というか火の鳥が最初に連載されたのが、今から半世紀以上前の1954年らしい。
その頃の漫画を今でも普通に面白く読むことができるのは単純にすごいと思う。絵柄のせいか、ストーリーの凄さか古臭さをあまり感じない。初期のこち亀ですら読むのがしんどい時あるのに。

改めて手塚治虫のすごさを感じた一日だった。