フリクション?いいえ、BIC ハイライターイレーザブルです

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勉強中や読書中、気になった部分に蛍光マーカーを引く人は多いと思う。
マーカーを引いておけば、時間がたって見返した時、要点を素早く見つけ出すことができるので効率的に勉強をすることができる。しかし、理解度の変化に伴って抑えておくべきポイントなどが変わった時、新たにマーカーを引いてしまうと、本の中がマーカーで埋め尽くされてしまう。

フリクションマーカー

この問題の解決策として、フリクションマーカーを使う方法がある。
フリクションはご存知、何度でも書き直せるボールペンが有名で僕の周りにも使っている人が多い。高温状態では消えてしまう弱点があるものの、日常生活でそんな高温状態になることは少ないので、この点については実質そこまで気にする必要はないだろう。
フリクションマーカーもボールペンと同じ使い心地で、何度でも線を引き直すことができる。なので、上述の「本の中がマーカーだらけになる」状態を防ぐことができる。

フリクションマーカーの問題点

ただ、フリクションにはもう一つ気になっている点がある。
それは、摩擦熱でインクを透明化させる性質のため、摩擦によってフリクションで記入した以外の部分も影響を受ける可能性があること。僕はシャーペンや水性ボールペンで書き込みをすることが多いのだけれど、今までに何回か水性ボールペンの上をフリクションで間違って擦ってしまい、紙の上をインクでグチャグチャにしてしまったことが何回かある。
そのため、フリクションマーカーの利便性に魅力を感じつつも、中々実用に踏み切ることができなかった。

BIC ハイライターイレーザブルとの出会い

何度も書き直すことができるフリクションマーカーを使いたい、でも摩擦で汚れるのが嫌で使えない、と思っていた僕にとっては、まさに必然ともいえるハイライターイレーザブルとの出会い。

BIC ハイライターイレーザブル

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ハイライターイレーザブルBICから出ている蛍光マーカー。フリクションのような摩擦熱で透明化するインクとは違い、線を引いた部分の上を特殊なインキで上書きすることで線を消すことができる。
擦る必要がないため、他の箇所への影響は最小限に済み、辞書のような薄い紙であっても破れる危険性なく使うことができる。
そう、消すために必要な作業はただ一つ、「なぞるだけ」。

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僕がフリクションマーカーに抱いていた不安を全て一蹴するような答えがここにあった。

使い心地

たくさんある蛍光マーカーのペン先や使い心地を検証したことはないので詳しいレビューはできないが、引いた線を消せること以外、使い心地は至って普通の蛍光マーカーだと思う。発色にも問題はない。

注意点

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ただし、BIC ハイライターイレーザブルの使用には注意すべき点もある。
ハイライターイレーザブルは特殊なインクを使用することで、マーキングした部分を消すことができるというのは上にも書いた。これは言い換えれば、一度特殊インクを使用した箇所には二度とマーキングすることができないという意味でもある。
つまり、「あ、間違えて消してしまった。もう一回上書きしよう。」は通用しない。使用にあたって、このことは注意しておいた方がいい。

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また、紙質にもよるが、特殊インクを吸収しすぎてややにじんでしまう可能性もある。写真の本はペーパーバックの分だが、特殊インクでなぞった部分の色が少し変わっているのが分かるだろう。ただ、これは写真を撮影するためにゆっくりと必要以上に何回もなぞった結果でもあるため、通常使う分にはもう少しましだとは思う。コピー用紙などではあまり気にならなかった。

まだ使い始めて2週間ほどだけど、使い勝手にはかなり満足している。
難点は上で書いたように、一度特殊インクで消すと上書きできないことと、扱っている店舗が少ないことだろうか。ネットでは本体の金額より送料の方が高く、近所を探し回ってようやく取り扱っていた店を1店舗だけ見つけることができた。