東洋経済を1年間定期購読してみて

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1年間自宅に届き続けた東洋経済の定期購読が先日終わった。

定期購読をしてみて

まずは、定期購読において自分が感じがメリット・デメリットを挙げてみる。

メリット

  • 発売日より早く手に入る
  • 自宅に届けてくれるので、買いに行く必要がない
  • 割安で購入できる

デメリット

  • 興味がないテーマの時は読むのが辛い
  • 読み切れない週がある

自分にとって定期購読の最大の利点は「割安価格で毎週自宅まで届けてくれる」ということ。わざわざ発売日に本屋に寄る必要もなく、学割を使用していたので、一冊当たり約40%OFFの金額で購入することができた。しかも、本来であれば月曜日に発売されているはずの最新号が土曜日に自宅のポストへ投函されている。

しかし、各号の内容に関わらず毎週送付されてくるので、興味がないテーマの時など中々読む気がしない。読んでいなくても次の号が届くので「早く読まないといけない」というプレッシャーを感じることもあった。実際読んでいない記事も結構ある。

定期購読すべきか?

もし、経済やビジネスについて知りたい、初歩的な知識が欲しいと思っているのであれば定期購読をしたほうがいいと思う。
学割ではない場合、割引率はかなり下がってしまうが、それでも1年契約で約20%(東洋経済の場合)の割引を受けることができる。
デメリットの部分にも書いたように、興味がない内容の時は読まないこともあるし、隅から隅まで全部読み切れるとも限らない。読まない号がでてくるかもしれないのに、最初にまとめて1年分支払うのはもったいない、それなら気になる内容の号を定価で買った方が安上がりになるのでは?と考える人もいると思う。テーマに関わらず毎週読まないといけないということにプレッシャーを感じ、最終的に読むのに疲れてしまいそうならばそうした方がいいだろう。
ただ、「あるテーマに対して知識はあるけど興味がない。」というのと、「よく知らないけれどなんとなく興味が湧かない。」との間には大きな違いがある。もし、後者であれば、自動で毎週送られてくる定期購読は食わず嫌いを克服するいい機会になると考えられないだろうか?
実際に自分も、興味がないから、と読まなかった号を後々読み返して、「知らなかったことがたくさんある。しかも、結構面白いテーマだな。」と思ったことが何回もある。本当に内容に興味が持てなくて面白いと感じなかった号もあるが、自分の場合は2、3か月に一冊あるかどうかという程度だった。それに1冊まるまる興味がないという号はなかった。
デメリットに「興味がないテーマの時は読むのが辛い」と挙げているのにこう言うのもどうかと思うが、興味がないからといって全く役に立たないということはないし、興味があるテーマだけを読んでいると知識が偏ってしまうと思う。

それに、電子書籍の読み放題サービスを利用するという手もある。楽天マガジンだと、全ての記事ではないが東洋経済や週刊ダイヤモンドの記事を読むことができ、さらに月々の料金も500円程度なのでコスパも良い。ただ、毎号送られてくるため、読まないといけない義務感が発生する定期購読の場合と違い、読み続けるには自身でモチベーションを維持し続ける必要がある。

確かに、無理に全部の記事を読み切ろうとするとかなり疲れる。
だから、全ての記事を読んで理解しようとするのではなく、自分に必要な情報は何か?ということを考えながら優先度の低い記事などは読み飛ばしてしまっていい。新聞だって隅から隅まで読むわけではないし、週刊誌は1週間のインターバルがあるので、新聞に比べて読む時間は確保しやすい。

定期購読を継続するのか

東洋経済の定期購読(1年間・学割)が終わったのだけれど、今後も継続するのか?と聞かれると、答えは「しない」だ。え、定期購読を薦めてたんじゃないの?と思われる人もいるかもしれない。確かに定期購読する前は、経済誌を読み続けられるのかどうか不安だったので自分を追い込む意味でも定期購読を選択した。それから1年間、経済に対する興味は高いままなので、今後は定期購読ではなく楽天マガジンを利用する予定。

雑誌や新聞、ニュースを見る意味

新聞や雑誌、ニュースを見ているときにいつも思うのだけれど、一体どの程度信じれば良いのだろうか?
例えば雑誌やテレビに広告、CMをバンバン出稿していたある企業が不祥事を起こした場合、メディアはその情報を正しく扱うことができるのか?扱いを小さくしたり、全く扱わない媒体もでてくるかもしれない。メディアが特定の部分だけを切り取り大きく報道することで、意見を誘導させようとしているケースも考えることできる。
それに最近は記事なのか広告なのかよく分からないものも多い。
そう考えると、記事を楽しみつつも、その情報を鵜呑みにはせずに気になった部分は専門書などを利用して自分で調べるのが一番いいような気がする。